お酢って”さしすせそ”に入るほどの基本調味料だけど、使いどころってわからないな。酸味が立ちすぎるし……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、お酢嫌いを克服したサラダ好きのkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
お酢って単品だと「すっぱいだけ!」ってイメージはありませんか?
基本調味料なのに、しょうゆなどと比べて使いどころが難しいですよね。
わたし自身、五味の中では特に酸味が苦手で、料理をし始めて数年はお酢を敬遠していました。
ところが、すっぱいものばっかりではない!ことを教えてくれたお酢がありました。バルサミコ酢です。
この記事では、バルサミコ酢についてサラダでの使い方を中心に紹介します。
上手に取り入れれば、食事のバリエーションを広げてくれますよ。
バルサミコ酢ってどんなお酢?
バルサミコ酢とは、ぶどうを原料に熟成を経てできあがるお酢のことです。
それゆえ、ほのかな甘みが特徴です
甘みのあるお酢
お酢といえば、ツンとする刺激がありますよね。
バルサミコ酢はすっぱいだけではなく、甘みを含みます。
米酢、ワインビネガーを使ったことがありますが、こんな感覚です。
酸味強 = 白ワインビネガー > 米酢 > バルサミコ酢 = 酸味ほどほど
いずれもお酢なので、もちろんすっぱいです。しかし、酸味以外の旨みやコク、甘みを強く感じられるお酢がバルサミコ酢です。
なかでも、驚いたのがこちらのバルサミコ酢でした。メゾンブレモンド1830のホワイトバルサミコビネガーです。
栓を開けた瞬間にただようのはフルーティーな香り。口にしてみると、香り同様に甘くてびっくり……!
「砂糖が入っているのか!?」と思うくらい甘いのですが、中には入っていませんでした。
お酢っていっても、すっぱいばかりじゃないんだね。
そうなんだよ。水割りで飲めるお酢があるくらいだし、いろんなものがあるんだよ。
調合しなくても使いやすいお酢
酸味の強いお酢では単独で使うには難しく、さまざまな調味料と混ぜてバランスを取るのが一般的です。
しかし、甘みを感じるバルサミコ酢はそれひとつでバランスが取れるんです。
そして、酸味と甘味のバランスを発揮してくれる料理こそ、サラダです。
バルサミコ酢を使ったサラダドレッシング
オリーブオイル + バルサミコ酢 + 塩
サラダにかけるドレッシングって、さまざまなものが混ざっていますよね。ドレッシングは、基本的に調味料3つの組み合わせで成り立ちます。
ドレッシング = 油 + 酢 + 塩
さらに、ハーブなどのフレーバーや、ピリ辛のエッセンスを加えることでバリエーションが広がっていきます。
3つの中でも、五味(甘味・酸味・塩味・苦味・うま味)をはっきり表現できるのは酢と塩の役割です。それ以外の役割、つまり酸味はもちろん甘味やうま味を担ってくれるのがバルサミコ酢なんです。
それぞれの特徴を活かされるのが「オリーブオイル+バルサミコ酢+塩」の組み合わせです。
バルサミコ酢を使ったサラダドレッシングの作り方
サラダではどのように使っているのか、2パターンを紹介します。
- そのままスタイル
- 混ぜるスタイル
そのままスタイル
オリーブオイルをくるりとかけたら、バルサミコ酢をたらり、塩をパラパラ。サラダに調味料を直接かけてしまう方法です。
分量は適量でOKです。比率の目安はこのとおりです。
オリーブオイル:バルサミコ酢:塩 = 3:1:0.5
食べる箇所によって、オイル・酢・塩のバランスが異なりますが、とりわけ主張の激しいお酢をまろやかなバルサミコ酢にすることで、アンバランスさも楽しめます。
オリーブオイルをソースに見立てていることもあり、それぞれ品質のいい調味料をチョイスするのが吉です。
調味料さえあれば、お皿に直接かけるのでカンタンに味つけができます。
それぞれの調味料が際立ってしまうデメリットがあるため、刺激的な味わいが苦手な方は次の方法をオススメします。
バルサミコ酢 混ぜるスタイル
調味料を個別にサラダにかけるのではなく、あらかじめ混ぜておく方法です。いわゆる「ドレッシング」を自作してかけます。
比率は、先ほど紹介したものと同じです。
オリーブオイル:バルサミコ酢:塩 = 3:1:0.5
ただし、混ぜる順序にコツがあります。
- バルサミコ酢に塩を加える → 混ぜる
- オリーブオイルを加える → 混ぜる
塩は油に溶けにくい性質があります。
そこで、先に塩とお酢を混ぜてから、最終的にオリーブオイルと混ぜます。お酢の水分とオリーブオイルの油分を混ぜる、「乳化」です。
ここでようやく”ドレッシング”となり、サラダに味つけできます。
先ほどの”そのままスタイル”とは違って、味にかたよりがなく仕上げられます。
バルサミコ酢のデメリット
そうはいっても、酸味以外のデメリットもあります。おもに2つです。
- 黒々とした見た目
- 高価
黒々とした見た目
1つ目は、黒い見た目です。
鮮やかな野菜にかけると黒っぽくなってしまいます。それはそれで良さなのですが、白っぽい野菜にかけると悪目立ちしてしまうかもしれません。
ただ、この黒さはブドウの色みに由来するもの。白ブドウを使ったホワイトビネガーの場合、クリアな色みなので問題にはなりません。
高価
2つ目は、高価な点です。
長時間熟成させた調味料ということで、他のお酢に比べると割高になることが多いです。ただ、最近では手に取りやすい価格も出ています。
おすすめのバルサミコ酢
実際に使ってみて、リピートしている商品を2つ紹介します。
- アセト・バルサミコ|マツェッティ(Mazzetti)
- 有機ホワイトバルサミコ・ビネガー|アルチェネロ(ALCE NERO)
有機ホワイトバルサミコ・ビネガー|アルチェネロ(ALCE NERO)
アルチェネロの有機ホワイトバルサミコ・ビネガーです。
「飲むお酢として使えそうだな」というのが印象です。香りはフルーティー。鼻がツンとする刺激臭は感じにくく、むしろしばらく嗅いでいたい気持ちにさせられました。
こんな気持ちになったの、初めてでした。笑
熟成度合いで香りが変わるか?比べてみたいものです。
そして、色味はホワイトなので料理の彩りを邪魔しません。
バルサミコ酢のデメリットを見事に払拭してくれており、その点でも使いやすいです。
アセト・バルサミコ|マツェッティ(Mazzetti)
マツェッティのアセト・バルサミコです。
穀物酢からは感じられないぶどうの香り。やや甘みを感じられます。
熟成させることもあり、数千円〜1万円以上するものもゴロゴロある中で、こちらはなんとワンコイン(!)でお釣りがきます。
熟成期間が短いなど、値段相応なのかもしれません。
「まず使ってみようかな」という方には手に取りやすい100mlサイズ。焼き野菜のマリネなど、ある程度の量が必要なときはあっという間になくなります。
サラダではジャバジャバとふりかける調味料ではありませんが、小ぶりなサイズはお試しにもってこいです。
【まとめ】サラダにバルサミコ酢を活用しよう
この記事では、バルサミコ酢の特徴と使い方を紹介しました。
- 特徴は、ぶどうの熟成から生まれる「ほのかな甘み」
- サラダの味つけオススメの組み合わせは「オリーブオイル+バルサミコ酢+塩」
バルサミコ酢をきっかけにお酢や酸味のよさを実感して、料理に取り入れるようになりました。酸味が苦手!という方はぜひ試してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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