サラダ作ってもドレッシングが同じだからいつも同じ味付けになっちゃうな。
ドレッシング作るのって5〜6種類も計量するのが面倒だし、レシピ忘れちゃうからまた作れないんだよな。
珍しい調味料を揃えたところで、1回使うだけで使い切れないし…。
こんな悩みにおこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
基本となるドレッシングの作り方をおさえてからは、不用意にドレッシングを増やすことなくサラダを楽しめるようになりました。
この記事では、基本的なドレッシングの作り方と味変の方法を紹介します。
無理に調味料を増やさなくても、サラダの味付けにバリエーションが増えますよ。
【基本編】必須の調味料を使ってドレッシングを作る
必要なのは基本の調味料3つ
ドレッシングは「オイル+お酢+塩」がベースに作られます。これらを1つずつ用意します。
① オイル
1つ目はオイルです。
ドレッシングの大半を占める存在です。そのため、油っぽさ控えめの上質なものがいいでしょう。
まずはオリーブオイルがオススメです。
香りが特徴的なオイルで風味が足されるため、生食のサラダにはぴったりです。カルパッチョやカプレーゼではオイルをそのままたらりとかけたり、スープにオリーブオイルを垂らしたり、使い方からも「ソース」として使われている様子が伺えます。
サラダの多くは野菜、栄養をとるには良質な油と一緒に食べることがポイントです。
BOSCOのオリーブオイルを常備しています。そのままかけても油臭さはなく、コスパよきで愛用しています。炒めものにも使ってます。
② お酢
2つ目はお酢です。
酸味の役目を果たします。といっても、酸味が立ちすぎるとキツいドレッシングになるため、まろやかな米酢がオススメです。
一般的な穀物酢よりも酸味がおだやかで、角が立ちにくいです。
このほかにもサラダに使えるお酢を紹介しています。
- すっぱいだけじゃない!サラダに使えるビネガー3選
③ 塩
最後は塩です。
普段の料理で使うものでOKです。
混ぜる比率
これらを使ってドレッシングを使います。比率はこちら。
オリーブオイル:米酢:塩=3:1:少々
これで、自宅でも簡単に作れるドレッシングの完成。
家に置いてあることの多い調味料を使っているので、作り置きよりは「食事の度に食べる分だけ作る」あるいは「この分量で直接サラダにかけちゃう」のが手軽です。
この比率すら覚えるって、面倒ですよね。「お酢はオイルより少なめ」くらいの感覚で捉えておけばOKです。
酸味の好みは人それぞれのため、作るうちにお酢のバランスは調整していただくと自分好みに仕上がります。
混ぜる順序
お酢と塩を混ぜたあと、オイルを足していきます。
理由は、混ざりやすさを考慮してドレッシングを一体にするためです。
詳しくはこちらから。配分以外にも、混ぜる順序にまで意識が向くと失敗が減りますよ。
- サラダの出来を左右する!調味料を混ぜる・かける順番【ドレッシングはいらない】
1パターンをおさえたら、ここからは味変をしてさまざまなドレッシングを作ってみましょう。
【応用編】手持ちの調味料を加えてドレッシングを作る
まずは、基本ドレッシング「オイル+酢+塩」に調味料を加える方法です。一部、食材も含みますが”調味”の役割を果たす食材です。
応用するには五味を意識して組み立てていく必要があります。
五味とは
味の中でも基本的な5種類を表すものです。具体的には、うま味・甘味・苦味・酸味・塩味があります。
ドレッシングの要素としては、塩による塩味とお酢による酸味が含まれています。
ドレッシングは五味のバランスをとる
五味の種類が少ないと特定の味覚を強く感じるため、足りない要素を加えていくとバランスがとれます。
うま味や甘味は人間が本能的に好む味です。(エネルギーの源になる糖や脂質を連想させるものです)そこで、取り入れることで安定感が増します。
一方、苦味や酸味といった味は本能的には嫌う味です。(食材の腐敗を連想させるものです)しかし、うまく使うことでひとクセある味わいを生み出すことができます。
五味のバランスをとれる調味料を加える or 置き換える
これらを踏まえて、基本のドレッシングに調味料をプラスするか、または置き換えることでドレッシングの味わいを変えることができます。
ここでは使いやすい4種を紹介します。
- しょうゆ
- ナンプラー(+砂糖)
- アンチョビ(ペースト)
- マスタード
しょうゆ
1つ目は、しょうゆです。
日本の食卓には欠かせません、買い足さなくても持っている方は多いのではないでしょうか。
サラダでも安定の活躍をしてくれます。
大根ベースのサラダなら、まちがいないです!笑
塩気を含むため、塩単品の加減は調整してください。
ナンプラー(+砂糖)
2つ目は、ナンプラーです。
パクチーときたらナンプラー。アジア系のサラダにはもってこいです。ナンプラーに塩気があるため、塩加減は要調整です。また、砂糖を足した方がバランスとれます。
アンチョビ(ペースト)
3つ目は、アンチョビペーストです。
旨みが足されますし、他の調味料にはない独自性はサラダの空気を一変させます。
アンチョビが入るだけで、こなれ感が出せます。笑
アンチョビに塩気があって塩辛くなりやすいため、塩加減は調整してくださいね。
マスタード
4つ目は、マスタードです。
ピリッと辛みが足されます。もともと様々な調味料混ざっているものなので、基本ドレッシングに足してもバランスが取りやすいです。
酸味がたちやすいため、お酢の加減は調整してください。
個性のある調味料/食材を加える
五味に分類されなくとも、風味をプラスしてくれる調味料も存在します。ここでは3種を紹介します。
- 黒こしょう
- 生のハーブ
- ハーブミックス
黒こしょう(ブラックペッパー)
1つ目は、黒こしょうです。
スパイスの力はあなどれません。ガリガリっと削った瞬間、香りの立ちづらいサラダに風味がプラス。
食欲が掻き立てられる香りだよね。
お皿に散る姿も、様になりますよ。
生のハーブ
2つ目は、生のハーブです。
パクチーやディル、バジルなど香り高いものがオススメです。
ハーブミックス
3つ目は、ハーブミックスです。
生のハーブが手に入りづらい方もいるでしょう。ドライのハーブミックスがオススメ。消費期限は生より断然長く、気軽に使えます。サラダ以外にも、お肉の香りづけや炒め物に活用してます。
リピートしている愛用品は、こちらにまとめました。
- サラダが化ける!ハーブソルト愛用おすすめ3選【ドレッシングいらずの調味料】
【応用編】基本の調味料を変えてドレッシングを作る
応用編2つ目は、基本の調味料をちょい変するやり方です。
- オイル
- オリーブオイル→ごま油
- お酢(酸味)
- 米酢→バルサミコ酢
- 米酢→レモン
【オイル】オリーブオイル→ごま油
「これをかければなんでもおいしい」と言われるほどのごま油。独特の風味が魅力ですよね。オリーブオイルを洋だとすれば、ごま油はオリエンタル。雰囲気がガラッと変わります。
【お酢】米酢→バルサミコ酢
ブドウから作られているバルサミコ酢。ぶどうの風味とただよう甘みが足されると、ドレッシングに厚みが増します。
バルサミコ酢については、こちらで語っています。
- 【酸味嫌いで損してるかも?】サラダにあうバルサミコ酢の魅力と使い方
【お酢】米酢→レモン
酸味担当として、お酢の代わりにレモンを使う方法です。柑橘のさわやかさが入ると、お酢とは違った雰囲気が出てきますよ。
香りの成分は皮の部分に含まれるため、皮を削るとサラダ全体の風味アップに役立てます。果汁だけ使いたいという場合は、レモン果汁の調味料でも使えます。
【番外編】自作ドレッシングが面倒なら
カスタマイズの仕方はわかったけど、疲れてたら考えるのって面倒かも…。
そうですよね、ドレッシング作りに慣れたとしても調合するのが面倒なときもありますよね。そんなときのためにも、ドレッシングは1つ持っておいていいと思います。
ドレッシングを1つ持っておく
先ほど紹介した基本の調味料3つだけで事足りますが、欠点もあるのでそこを補います。
理由は2つあります。
すぐ使える
1つ目はすぐに使えるためです。分離しているドレッシングを振ってかけるだけ。サラダは10秒で食べられます。
基本ドレッシングで補えない部分をカバーする
2つ目は自作の基本ドレッシング「オリーブオイル+米酢+塩」で補えない部分をカバーするためです。
先ほど紹介した自分で作るドレッシングは、最低限の構成でシンプルなものです。その分、水気の多い野菜とあわせると味気なく感じることもあるのです。
私の場合、市販のドレッシングはコクのあるものを持つようにしています。
月1ペースで試す中、気に入ったドレッシングはこちら。
- ピーナッツが仕事する!キユーピーのテイスティドレッシング胡麻
【まとめ】「オイル+お酢+塩」とドレッシングを使いこなそう
この記事では、ドレッシングの作り方をご紹介しました。
- ドレッシング作りに必須の調味料は3つ
- オイル(オリーブオイル)
- お酢(米酢)
- 塩
- 混ぜる比率は3:1:少々
- 基本のドレッシングに+1で味変できる
- 五味のバランスを踏まえて調味料を配合すれば、ドレッシングのバリエーションが広がる
- 飽き対策・時短のため、既成のドレッシングを持っておくと便利
ベースをおさえたら、調味料を足してみる。調味料の数だけ組み合わせがあり、あなたオリジナルのドレッシングは無限に作れます!同じ味つけで飽きていたサラダも、姿を変えますよ。みなさんのお好みの組み合わせを探してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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