新鮮な野菜を使って、インスタで見つけたレシピと同じように盛り付けたのに、おいしそうに見えない……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
レシピどおりに料理したのに、盛り付けるとパッとしないってことありませんか?
まったく同じように作っても仕上がりが違ってくるという問題に、わたし自身、しばしば直面してきました。
そこで料理の印象を左右する食器の色合いについて、切り込んでいきます。この記事では、料理の中でも盛り付けが重要なサラダを取り上げます。
レシピはマネできても、似たような食器を用意するのは難しいかもしれません。あるコツをおさえるだけで、料理の印象が変わっておいしそうに見えますよ。
サラダがイマイチな原因
サラダを盛り付けても「いまいちだな」と感じるのはなぜでしょうか?
理由はいくつか考えられますが「なんとなく」盛り付けでやりがちなのは、こんな盛り付け方です。
- 大きな食材を盛りつけてしまう
- 均等に並べてしまう
- 1つの食材が集中してしまう
おいしさを奪う、やってはいけない盛り付け方というのが存在します。
詳しくは、こちらの記事にまとめてます。
それらをクリアしてもなおピンとこないなら、食器えらびに原因がひそむ可能性があります。
そのひとつが、サラダそのものと食器の雰囲気があっていないというものです。
そこで、サラダと食器、それぞれのタイプについて分けて考えてみましょう。
サラダのタイプ
サラダの特徴に応じて、2タイプに分けられます。
- フレッシュなサラダ
- 温かみのあるサラダ
フレッシュなサラダ
1つ目は、フレッシュなサラダです。
生野菜を中心としたサラダですね。
葉物の野菜は青々としていて、野菜全般はピンとハリがあります。
温かみのあるサラダ
2つ目は、温かみのあるサラダです。
野菜に火入れするなど、調理した野菜を中心としたサラダです。
手が加わっているため、素材そのものはくたっとしていることが多いです。おもにお惣菜系ですね。
食器の色合い
サラダを盛り付ける食器は、2種類の色合いに分かれます。
- 青みのある食器
- 黄色みのある食器
ここでは、わかりやすい白系のお皿を例に考えてみます。
青みのある食器
1つ目は、青みのある食器です。
白系なら、オフホワイト、ピュアホワイトといった呼ばれ方があります。
青みのある白皿は、ツヤのある磁器に多いです。
人気の磁器といえば、北欧食器があげられます。イッタラのティーマや、ダンスクのビストロやアラビアのトゥオキオなど、アクセントで青いデザインが入ったものも多いですよね。
混じり気のないキリッとした色みなので、リムが広い大皿では高級感が出ます。サイズが小さくてもきちんと感が出やすいです。
一方で、つくりがチープだと安っぽく見えやすい一面もあります。
黄色みのある食器
2つ目は、黄色みのある食器です。
白系なら、アイボリー、オイスターホワイトといった呼ばれ方があります。
黄色みのある白皿は、マットな陶器に多いです。
質感があるため、親しみある雰囲気や和風になります。洗練されたデザインであれば、高級感も演出できます。
一方で、磁器に比べて厚みや凹凸があるものが多く、野暮ったく見える一面もあります。
サラダと食器の色合い 理想的な組み合わせ
これらのサラダと食器の組み合わせとして、理想的で失敗しにくいものは2通りです。
- フレッシュなサラダ × 青みのある食器
- 温かみのあるサラダ × 黄色みのある食器
フレッシュなサラダ × 青みのある食器
生野菜が中心のフレッシュなサラダには、青みのある食器をあわせます。
明るさ・透明感のある白は、野菜をイキイキと見せてくれます。
野菜はコントラストの大きいハッキリした色合いが多いため、青く澄んだ白皿が野菜の色味を際立たせてくれるんです。
ここで、黄色みのある白皿をあわせてしまうとどうでしょうか?
野菜がくすんで見えるため、せっかく作ったサラダはおいしさが半減してしまいます。
生野菜のサラダがガラスボウルに合うのも、青み系の食器に見られるスッキリした印象と似たところがありますね。
温かみのあるサラダ × 黄色みのある食器
温野菜を中心した温かみのあるサラダには、黄色みのある食器をあわせます。
落ち着いた白は料理を引き立たせてくれるため、お惣菜のサラダに目を引かれます。
ここで、青みのある白皿をあわせたとします。
すると光が集まる白皿がやけに目立ってしまうため、サラダが浮いてしまいます。
なんだ、すごいシンプルなことだったんだね。
白以外の食器でも応用できる
これらの考え方は、白皿に限らず色合いを変えても使えます。このように言い換えることもできます。
- フレッシュなサラダ × 青みのあるクールな器
- 温かみのあるサラダ × 黄色みのあるウォームな器
生野菜を使ったサラダなら、ハッキリした色合いですっきりとクールな印象の器。
温野菜を使ったサラダなら、ややぼやけた色合いでやさしくウォームな印象の器。
野菜の印象と食器の印象をそろえるだけ!です。
料理を引き立ててくれるのが、食器の役割なんだね。
意図があるなら「外し」の食器えらびもアリ
そうはいっても「フレッシュなサラダには黄色みのあるお皿がダメ」ということではありません。
野菜の新鮮さよりも、ほっこりとしたムードを優先させたいということであれば、組み合わせを変えるのもアリです。
例えば、こちらのサラダ。
生野菜を使ったフレッシュなサラダです。本来であれば青み系の白皿を選ぶところ、黄色み系を使っています。
その理由は、新玉ねぎを使って春のほっこりしたムードを出したかったためでした。サラダと皿をあわせることよりも、黄色みのあるお皿を使った全体の雰囲気(演出)に重点を置いています。
大原則として、青系・黄色系の白皿の使い分けを紹介しましたが、なにを優先させたいか?(なにに着目するか?)意識することが重要です。
焦点を当てたいポイントに応じて食器を選ぶと、ストーリーが生まれて素敵な一皿に仕上がりますよ。
【まとめ】サラダと食器の色合いを考えて盛り付けよう
この記事では、サラダの雰囲気にあわせて色合いを決める食器づかいについて解説しました。
まずはお手持ちの食器を仕分けしてみてください。
どちらかにかたよっていたり、使うのはいつも同じお皿だったり、発見があると思います。不足があれば買い足したり、多すぎれば手放したり、整理するきっかけにもなりますよ。
紹介したちょっとしたテクニックを気にするだけで、料理の仕上がりは変わります。盛り付けを工夫して、食事シーンが盛り上がりますように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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