サラダは彩りよく作らなきゃな。でも色バランスってどう考えたらいいかわからないし、センスが必要そう…。
こんなお悩みにおこたえします。
ナビするのはサラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
彩がよく、なにを入れても成り立つのがサラダの魅力です。それゆえに、組み合わせに悩みませんか?
しかし手持ちの野菜でサラダを作る中で、いくつも色を重ねなくても彩りよくサラダが作れることに気づきました。
そこで今回は、1色で作るサラダ「ワンカラーサラダ」を紹介します。すぐに見映えするサラダが作れるだけでなく、レシピを考えるのもラクになりますよ。
それではいってみましょう!
サラダの彩と色合い
生野菜を使ったサラダといえば、どんなものを想像しますか?
レタスの緑、トマトの赤。色合いの要素はさまざまです。
新鮮でみずみずしくハリのある野菜たちを集めて、鮮やかな色が散らばったサラダ。「サラダといえば彩り」と言っても過言ではないですよね。そのコントラストに目を惹かれます。
色数にこだわらず1色で作る「ワンカラーサラダ」
サラダは「いくつも色を重ねて彩よく作る」がセオリーかもしれません。でも、色数を減らしたものがモノ足りないのでしょうか?
わたしは、そうは言えないと感じています。そこで提案したいのが、色合いを1色に絞ったワンカラーサラダです。
1色でも野菜から生み出される複雑性
ワンカラーサラダとは、1色で作るサラダです。
名前のとおり名づけました!ワントーンサラダとも呼ばれるみたいです。
さまざまな色づかいを省いたときに残るサラダの要素について考えてみましょう。
彩りをつかさどる多色づかいでは、複雑性が生まれます。1色ペタッと塗ってあるのと、何十色も塗ってあるのとではごちゃつき具合が違いますよね。
この複雑性は、色づかい以外でも作り出すことができます。
具体的にはこの3つです。
- 野菜の陰影
- 野菜の濃淡
- 野菜のツヤ
比較しやすいのは、人工的に作られた加工品です。
金型で整形されたり、均一にカットされることから、フラットでペタッとしたつまらない印象になりやすいです。
一方で、農作物である野菜はどうでしょうか。
形はさまざまで自然と陰影が生まれます。個体差が出るのは形だけではなく、色味(濃淡)にも現れます。レタスひとつ見ても、濃い部分もあれば薄い部分もありますよね。さらには、ツヤがある。光の当たり方や見る角度によっては、濃くも薄くも見えます。
つまり、どこを切り取っても同じ部分なんてありません。どこまでも多様なんです。
そこで、色づかいを削ったとしても、単調なサラダはできません。サラダは必ずしも、意図的に多くの色を織り交ぜる必要はない。そこで1色だけでサラダを作ります。
ワンカラーサラダのいいところ
彩り以外にも、ワンカラーサラダのいいところがあります。
スタイリッシュになる
「1色だけ」しか使わないと色情報が削ぎ落とされるため、スタイリッシュな印象になります。
色の組み合わせに悩まない
彩りで食材を選ばないということは、色の組み合わせを考えなくて済みます。つまり、サラダレシピに悩みません。
なんで「サラダは何色も入れなきゃいけない」なんて思ってたんだろ?
そういうサラダばかり目にしてきたんじゃない?サラダって決まった形がなくて、自由なものなんだよ。
ワンカラーサラダの作り方
ワンカラーサラダに具体的なレシピはないものの、サラダをイメージして作っていくことが必要です。そこで、ここからはワンカラーサラダの組み立て方について説明します。
食材固定のレシピじゃないから、手持ちの食材で作れるようになりますよ!
流れは3ステップです。
- テーマカラーを決める
- 野菜とは違う色の器を選ぶ
- 1つの色を重ねていく
① テーマカラーを決める
まず、サラダ作りのテーマカラーを決めます。
手元にある野菜から決めるもよし、その日の気分でカラーを決めるもよしです。
② 野菜とは違う色の器を選ぶ
2つ目は、野菜とは違う色の器を選びます。
中でもクリアのガラスや無彩色の白黒がオススメです。どんな色でもあわせやすく、食材のテーマカラーとの組み合わせを考慮する必要がありません。そして、ワントーンサラダの色味が際立ちます。
こちらの記事では、サラダの内容やお皿の組み合わせを考えないという点で、無彩色の皿を使うことを提案しています。
- 持つべきは○○色!オシャレに見える食器の色選び【サラダの盛り付け】
③ 1つの色を重ねていく
最後に、決めた色1つで食材を盛り付けていきます。
持ち合わせているものでもいいですし、好きな食材をメインに組み立てるのもいいです。大切なのは、食べ合わせは深く考えずに、コーディネートを楽しむことです。
また、色合いのばらつきが出てくるのは折り込み済みです。「全て濃い緑でなければいけない!」という縛りはなく、トーンの違いによってサラダに奥行きが出ます。ばらつきはそのまま活かしてくださいね。
食べ飽きないサラダを作るため、いくつか食感を組み合わせるのがコツです。食べる箇所によって食感のバランスが変わるため、ひとくち頬張るたびに新鮮な気持ちになれます。
カラー×食感別の食材一覧
作り方はわかったけど、野菜ってなにを使ったらいいんだろう?
テーマカラーを決めても、食材が思い浮かばないかもしれませんね。ここでは、カラー×食感の組み合わせ別に食材を紹介します。
グリーン系(緑系)
草木や森、山など自然を感じられる緑は、さわやかでありナチュラルさに安心する色です。リフレッシュしたいときやフラットに落ち着きたいときに使えます。
ホワイト系(白系)
白は、清潔感があってさわやかな色です。まっさらでいて、シンプルに仕上げられます。
とはいっても、ドレッシングやソースをかければ、その色に染まります。(だから真っ白ということはなかなかありません)それも良さですね。
オレンジ系(橙系)
オレンジは、刺激はそこそこにやさしさのある色です。活発な印象を与えるオレンジは、温かみやにぎやかさを演出するのに使えます。
イエロー系(黄系)
黄色は、軽快な色です。「安全」イメージのようにパッと目を引く色ですし、明るく元気にさせてくれます。
レッド〜パープル系(赤〜紫系)
燃え上がる炎や色づく紅葉を連想させる赤は、情熱的で生命力のある色です。刺激的なので、エネルギッシュなときに使えます。
パープル系(紫系)
ラベンダーやパンジーといった花や夕暮れのかげった空に広がる紫は、幻想的でロマンチックな色です。優雅さや気品を感じられるので、上品に仕上げたいときに使えます。
紫野菜については、食材別にこちらでも紹介しています。
登場しない色・青
カラーチャートの中でも、青系の食材はなかなかありません。あってもブルーベリーくらいでしょうか。
そこで、青や藍色は器として使うと便利です。サラダが器に同化しないため、コントラストがはっきりとして引き締まった一皿になります。
ワンカラーサラダの料理例
色づかいにこだわらずに作ったサラダはこちら。カラフルなサラダよりスタイリッシュに仕上がります。
【まとめ】ワンカラーサラダを活用しよう
この記事では、1色で作るワンカラーサラダの魅力と作り方を紹介しました。
- 1色統一しても、野菜の陰影や濃淡、ツヤを活かすことでスタイリッシュなサラダに仕上がる
- 作り方は3ステップ
- テーマカラーを決める
- 野菜とは違う色の器を使う
- 食材をのせていく
- さまざまな食感を混ぜることで、食べ飽きにくいサラダになる
このワンカラーサラダ、彩り・盛り付けに悩まされていた経験をもとに行き着いた答えの1つです。手軽にサラダを作ってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
【関連】サラダの盛り付けについて知りたいなら
色合いを含む4つのポイントで盛り付け方を解説しました。
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