サラダっていろんな種類があるけど、知らないサラダってあるのかな?
こんな疑問におこたえします。
ナビするのはサラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
毎日サラダのことを考えたり調べるうちに、さまざまなサラダが存在することに気づきました。そこで、今回はサラダの種類について紹介します。
私なりの考察を含めて整理してみたので、楽しんでいただければうれしいです。それではいってみましょう!
多種多様なサラダは切り口次第でさまざまな分類ができる
野菜をメインに盛り合わせた料理であるサラダは、どこまでがサラダ?といっていいほど扱う範囲が広いです。それゆえ、どの国にも必ずといっていいほどサラダが存在し、世界の食文化と紐付いています。
切り口によって、分類が変わってきます。いちばんメジャーな切り口でいうと、特定のエリアで長年親しまれているご当地のサラダです。その土地の特産品や風土・文化に結びつく嗜好によって生まれ、引き継がれているものです。
有名どころでいうと、シーザーサラダやコブサラダ、コールスローといった料理として認識されているものです。
レストランでもよく見かけるよね。
食材に必ず○○が入っている、○○をベースとしたドレッシングで味付けされているなど、ベースとなる具材や調味料が決まっていることが多いです。
一方、土地とは切り離されて調理法を基準に分類されるサラダもあります。見た目や栄養素といった機能に目を向けられていることから、商業的に作られたサラダですね。食材のカットや盛り付け方、食材の大まかな組み合わせに特徴があります。つまり、含まれる具材や調味料は決まっていない場合が多いです。
この記事では、後者である調理法に着目したサラダを取り上げます。ひとつずつ見ていきましょう!
調理法で分類するサラダの種類
- パワーサラダ
- チョップドサラダ
- ジャーサラダ
- サラダラップ(ラップサンド)
- ブーケサラダ
- グラスサラダ
- リースサラダ
- リボンサラダ
- ベジヌードルサラダ
パワーサラダ
1つ目はパワーサラダです。
特徴は食材の組み合わせにあります。欠かせない要素がこちらの3つ。
- 野菜
- フルーツ
- タンパク質(肉・魚・チーズ類)
生野菜だけのサラダと違って、食べ応えがあるのが特徴です。野菜やフルーツの食物繊維、肉・魚類のタンパク質といった栄養重視の組み合わせです。「パワー」という名前のとおり、エネルギッシュなサラダですね。
パワーサラダが食べられるのは、サラダ専門店のHIGH FIVE SALAD(ハイファイブサラダ)。
本も出版されています。
チョップドサラダ
2つ目はチョップドサラダです。
特徴は食材のカットにあります。「チョップド」とは英語で切り刻まれた様子を表します。つまり、細かくカットされた様子が名前の由来です。
GREEN BROTHERS(グリーンブラザーズ)では、片手で握り込んで食材をカットできる専用のカッターを使って刻んでくれます。
こちらの記事もどうぞ。
- サラダ好きが行く!GREEN BROTHERS 大手町店【お店紹介】
店舗数の多さでいうと、CLISP SALAD WORKS(クリスプサラダワークス)も見かけますね。
こちらのお店では、メッザルーナというチョップドサラダ専用の包丁で刻んでくれます。半月状の刃の両側に持ち手がついていて、刃をまな板にロール・両手を上下に動かすことで食材を切り刻みます。
ジャーサラダ
3つ目はジャーサラダです。
特徴は一風変わった盛り付け方です。アメリカのBall社が生み出したメイソンジャーというガラス瓶に、何種類も食材を敷き詰めます。透明なガラス瓶からは、食材の層が見えるのがユニークです。
ジャーサラダを扱う専門書籍としては、2014〜2015年には10冊以上(!)も発売されていました。当時のブームが感じられます。「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれたのが2017年。流れを生み出すのには一役買ったのかもしれませんね。
作り置きの側面があるものの、生野菜を扱うという点で保存性に難しさがあるかもしれません。ブームで終わってしまったのかなという雰囲気があります。
サラダラップ(ラップサンド)
4つ目はサラダラップです。ラップサンドとも呼びます。
小麦粉ベースの生地で野菜や肉といった”サラダ”を巻いた食べ物です。片手でも食べられる携帯性があり、最近はコンビニでも手に入ります。
アメリカルーツのお店で見かけることが多いですね。たとえば、コストコでセット売りされているサラダラップ。スターバックスコーヒーでは、ラインナップは変わりながらも10年以上はフードとして売られています。
個人的な体験談としては、ハワイへ旅行に行った際、スーパーのお惣菜コーナーで作ってもらったのがサラダラップでした。軽めのランチと思って買ったものの、これでもか!というほどにみっちり巻いてくれて、おなかいっぱいになったのを思い出します。笑
ブーケサラダ
5つ目はブーケサラダです。
サラダの食材を花や葉っぱに見立てて、キッチンペーパーでふんわり包んだ姿はフラワーブーケのようです。
目で楽しませる様子から、母の日などお祝い事やパーティーシーンで取り上げられることもあります。
こちらは、フードコーディネーター・野中 恵梨子さんの1冊。調べた限り、唯一のブーケサラダ本です。
グラスサラダ
6つ目はグラスサラダです。
グラスに盛り付けたサラダです。サラダといえばお皿に広がった形になりますが、グラスサラダでは高さのあるグラスを使うため立体感が出せます。
高さを活かせばブーケのように見せることができます。先述のブーケサラダは横たえた姿とすれば、グラスサラダはお花を垂直に立てた状態で花瓶に生ける形になるため、印象がまたガラリと変わりますね。
また、横からレイヤーを見せることができ、前菜やカクテルのように見せられます。その点、ジャーサラダに通じるところがあります。
リースサラダ
7つ目はリースサラダです。
サラダを装飾のリースに見立てて盛り付けたサラダです。クリスマスシーンで活躍します。
以前、カット野菜を使って作ったことがあります。盛り付けを工夫するといっても、ドーナツ状に輪っかを作るだけ。色合をランダムに散らして花飾りに見立てます。
簡単なのに見映えするサラダだな〜と感じました。おもてなしでサラダを作るなら、こんなふうに盛り付けを工夫するだけであっと言わせることができるかもしれません。
- テーブルが華やかに!クリスマスにぴったりのリースサラダ【大人おしゃれに飾りつけ】
リボンサラダ
8つ目はリボンサラダです。
スライサーやピーラーなどで野菜を薄くスライスすることで「リボン」に見立てた姿から、そう呼ばれているようです。
ベジヌードルサラダ
9つ目はベジヌードルサラダです。
野菜を細長くカットして麺(ヌードル)に見立てた姿から、ヌードルの名前がついています。リボンサラダの親戚っぽいですね。
日本で定番化しているサラダのルーツ
紹介してきたサラダには、ルーツが大きく2つあるように見受けられます。アメリカからやってきた流れと、日本独自で進化した流れです。
アメリカから〜サラダは健康に気をつかうビジネスパーソンが食べる
アメリカの中でも、感度が高く健康に気をつかうビジネスパーソンが集まる大都会のエリア。そんなアメリカのトレンドを、日本に持ち込むスタイルです。
パワーサラダやチョップドサラダがこちらに該当するでしょう。
エピソードとしてなるほどな〜と思ったのが、サラダ専門店・WithGreenの代表を務める武文さんのお話。
起業のきっかけになったのが、アメリカのサラダ文化。ニューヨーク・ウォール街で勤務されていたという金融のエリート(!)だったわけで、日常的に召し上がっていたのがサラダだったそう。(WithGreen代表・武文さんのnoteより)
思うに、プロフェッショナルの方々は身体が資本ということをわかっていて、食事に気をつかうのでしょう。日本にもそんな時代が来る、ウケるだろうとアメリカから輸入する方がいるのだろうなと感じました。
日本で独自進化〜みんなで食卓を囲み、楽しませるサラダ
一方で、日本独自のサラダが発展する流れもあると思われます。主に、盛り付けを工夫したサラダがこちらかな?と想像します。(文献をあたりましたが、発祥にたどりつけず)
- 形を模したもの:ブーケサラダ・リースサラダ
- カットを工夫したもの:リボンサラダ・ベジヌードルサラダ
食事で一緒に過ごす人を楽しませたいという、作り手の思いが込められているように感じます。
【まとめ】流行とともにさまざまなサラダが生まれていた
サラダ専門店の進出からも感じ取れるのが、どんどん新しい波が押し寄せてきていることです。残念ながら数年で撤退という話も聞きますが、食生活に溶け込むものもあり、このように、日本独自の食文化が発展していくのだと感じました!
この記事では、サラダの種類について紹介しました。
これからもさまざまなサラダが生まれていくであろう様子を、見守っていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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