鍋用に薬味を買ったものの、使いきれない……。おいしいのにもったいないな、どうしたらいい?
こんな悩みにおこたえします。
ナビするのは、料理好きのkamai(@kamaivege)です。
特にサラダが好きで、さまざまな調味料を試しています。このブログではサラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
鍋に欠かせない薬味といえば、かんずり。旨味がグッと深まる鍋のお供ですよね。
ただ、鍋でないと出番が見当たらない余りがちな薬味でもあります。シーズン中に使い切りたいものですよね。
この記事では、かんずりをおいしくいただけるドレッシングづかいを提案します。
余らせずに済むうえ、食事のレパートリーが広がりますよ。
かんずりとは
発酵調味料「寒造里(かんずり)」
「寒造里(かんずり)」とは、新潟ルーツの発酵調味料です。
かんずりを大根おろしにまぜて、鍋で煮込んだお肉をくぐらせる。ピリリとおいしいですよね。
かんずりに似た調味料「柚子胡椒」
かんずりに似た調味料として、柚子胡椒があります。こちらも鍋のお供ですよね。
共通するのは、唐辛子・柚子を使った塩漬けという点。
ゆず”こしょう”だけに、こしょうは入ってないの?
そうなんです、黒コショウ・白コショウは入っていません。九州では唐辛子のことを「こしょう」というそう。九州がルーツの柚子胡椒なんです。
かんずりと柚子胡椒の違い
どんな違いがあるの?
かんずりだけに見られる特徴は、2つあります。
名前のとおり「寒い里で造られる」かんずりは、雪(!)を使うのが1つ目の特徴です。
塩漬けにした唐辛子を、雪にさらすんです。
雪!?きっと、新潟でしか見られない光景なんだろうね!
銀世界に朱色で染まる様子は、冬の風物詩なんだって。唐辛子は雪にさらすことで、アクが抜けるそうだよ。
塩漬けの唐辛子を雪にさらした後は、糀(こうじ)・柚子・塩を加えてさらに熟成・発酵を行います。
樽に入れられた後も、定期的に空気を入れる「手返し」をすることで発酵が進みます。
かんずりの特徴2つ目は、糀(こうじ)を使っていることです。発酵の力を使うことで、塩漬けなのにまろやかな風味が生まれます。
完成には、3年以上もの時間をかけるんだって。
唐辛子が入ってるのに、上品な味わいの調味料って珍しいかもね。
柚子胡椒は糀(こうじ)は使わず、熟成期間を持たない分、ビリリと辛いです。
かんずり使いのポイント
発酵して生まれる味わいを活かす
かんずりは塩漬けなのでしょっぱい調味料です。
しかし、単なる塩漬けと違って発酵させることで生まれた丸みのある辛味が良さのひとつ。そんな辛味を活かすのがポイントです。
焼いた肉や魚につけるとおいしいよね。それ以外に使えないかな?
ここでは、サラダに使えるドレッシングを紹介します。
かんずりドレッシングの作り方
ピリ辛な薬味ドレッシングの分量は、こちら。
- 米油(15g=大さじ1)
- 米酢(5g=小さじ1)
- かんずり(0.5g)
これらを、なじむまで混ぜればできあがりです。
0.5gは、塩でいうとひとつまみ分。かんずりならひとすくいでOKです。
塩気が足りないな、と思ったら少しずつ足していくといいです。
比率で覚えておくと便利ですよ。
- 米油(3)
- 米酢(1)
- かんずり(0.1)
これ、基本のドレッシングでいう「塩」を「かんずり」に置き換えただけなんです。塩では塩味にかたよってキツくなりがちですが、かんずりなら独自の風味がプラスされて奥行きあるドレッシングができるんですよ。
野菜に和えて、冷ややっこに乗せて食べるのがお気に入りです。
あわせるには、鍋で使う野菜がおすすめです。
- 水菜
- 大根
- 春菊
お手持ちの油とお酢があればできちゃうドレッシングです。和風・ピリ辛に味付けたいときに使えます!
【まとめ】かんずりを料理に活かそう
この記事では、鍋で余らせがちなかんずりの活用方法を紹介しました。
旨味の詰まったかんずりを、お鍋以外にも使ってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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