レタスの葉を1枚ずつ洗うのって手間なんだよな。効率よく洗う方法ってないのかな?でも、初歩的で聞くに聞けない……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
サラダを作る際に避けて通れないのが、レタスをはじめとした葉野菜を洗うこと。スーパーなどで売られている野菜は一見きれいに見えますが、どうしても土などの汚れはついています。
地味に面倒なのが、洗う作業なんですよね。
そこで、レタスを要領よく洗うコツを紹介します。
コツをおさえれば、汚れをしっかり落とせるだけでなく、下ごしらえを手短に行えるようになりますよ。
レタスにつく汚れとは
そもそもレタスを洗う目的は、レタスについた汚れを落とすことです。
汚れは、おもに2タイプあります。
- 目に見える汚れ
- 目に見えない汚れ
目に見える汚れ
ひとつは、目に見える汚れです。
代表的なものは、屋外で育てられた際につきやすいものです。
農家さんたちの手で土は払われており、私たちの手に届く前には比較的きれいな状態で届きます。しかし、表面はきれいに見えても、内側には汚れがたまります。
そして扱いづらい原因のひとつが、サニーレタスの構造です。
レタスをはじめとした葉野菜は、根元から空に向かって伸びます。花のように、根元を中心に四方に向かって葉が広がる構造のため、汚れは葉の間に入りやすく見つけづらいのですよね。
丸い結球レタスに比べて、葉が広がったサニーレタスは根元に土が入りやすいんですよね。
近ごろは、室内で水耕栽培されているケースも少なくありません。土汚れがなく、屋外の畑で育ったものに比べれば、虫がついている可能性は低いと思われますが、程度の違いです。
目に見えない汚れ
もうひとつは、目に見えない汚れです。
消費者の私たちの手に届くまで、どんな形でやってきたか知るのは至難のわざ。多くの人の手を渡ってきていることから、さまざまな環境下にさらされます。
- 生産者が野菜を収穫
- 生産者が野菜を加工・箱詰め
- 卸を介して小売の元へ
- 店頭に並べられて、消費者の私たちが購入
それらの経緯や状況は目に見えないことから、推測しかできません。
生産者側も、わざわざ「汚れてるよ!」とアピールしませんよね。「洗浄済みのため手洗い不要」とうたわれた加工品でもない限り、軽くても洗うのがいいと思われます。
ここからは、レタスの洗い方について見ていきましょう!
レタスの洗い方
ここでは、4つのポイントを手順に沿って紹介します。
- レタスは芯から外して「1枚ずつ」にする
- たっぷりの水でレタスをすすぐ
- レタスを引き上げてから水を捨てる
- 水を取り替えて何度か洗う
レタスは芯から外して「1枚ずつ」にする
1つ目のポイントは、洗う前にレタスを芯から1枚ずつはがしておくことです。
レタスは軸となる芯を中心に、花が開くような形で葉っぱが生えています。そこで、根元部分をちぎる形でレタスの葉っぱを1枚ずつにしておきます。
レタスは、根元にいくほど畑の地表に近くにあったことから、土汚れや虫が入り込んでいる場合が多いです。そこで、根元を洗いやすいように切り離しておきます。
葉っぱは、芯を中心に生えています。そこで、トマトのヘタを取り除く要領でレタスの芯を取り除くと、一度に葉っぱがバラバラになりますよ。
わたしは一度に使いきれないことが多いので、レタスの根元を狙って1枚ずつ包丁でカットしています。
たっぷりの水でレタスをすすぐ
2つ目のポイントは、水のかけ方でたっぷりの水でレタスをすすぐことです。
根元に土がつきがちなんだよな。それに、葉っぱの間に虫が忍び込んでいるかも……。
こんな考えから、よくやりがちなのがこちらです。
蛇口からちょろちょろと水を流しながら、レタスの葉を1枚ずつ洗う。過去の私がそうでした。
土が残ったレタスが1枚でもサラダに混ざっていると、台なしになってしまうんですよね……。
土以上に厄介なのが虫です……。虫が潜んでいたことがトラウマで、慎重に洗うタイプでした。
レタスを1枚ずつ目で追うのは確実ではあるものの、手間がかかります。
また、目に見える部分の汚れを落とすのにはいいかもしれません。しかし、レタスの中に入り込んだ汚れを落とすのには不十分です。デコボコした表面に汚れが引っかかっていたり、そもそも水が隙間に流れ込まないことがあるからです。
そこで、たっぷりの水を使ってレタスをすすぎます。
土に埋まっている根菜(ニンジンやごぼうなど)と違って、レタスの汚れはこびりついていません。水を使えば洗い流せる、軽い汚れです。
そこで、レタスより一回り大きいボウルを使って、すすぐ意識で洗います。
2リットルはある水を使えば、レタスの隙間に入り込んだ汚れが自然と浮いてきます。豪快にごそっと汚れをかき落とすには有効です。
また、葉先を下に向けて数回、根元を下に向けて数回洗うと効果的です。葉先には虫が忍び込みやすく、根元には土がつきやすいためです。
レタスを引き上げてから水を捨てる
3つ目のポイントは、水の捨て方でレタスを引き上げてから水を捨てることです。
水を取り替えるときにやりがちなのはこちらです。
えっ、これダメなの!?
そうなんです。こうすると、せっかく落とした汚れが再びレタスについてしまいやすいです。どういうことでしょうか?
たっぷりの水で洗うと、汚れは水に流れ出ます。
- 重たい汚れ = 砂は沈殿
- 軽い汚れ = 小さな虫や枯れ草は浮かび上がる
ここで、汚れとレタスはいったん分かれます。
しかしレタスをボウルに入れたまま水を流してしまうと、分離された汚れが入り組んだレタスに再び触れてしまうんです。せっかく落ちた汚れも、再び付着させてしまうんです。
そこで、水を捨てる際にはレタスを先に救済してあげます。
先にレタスを引き上げることで、汚れだけを水と共に流し去れます。
水を取り替えて何度か洗う
最後のポイントは、繰り返し洗うことです。
1度で汚れを全て取れるとは限りません。繰り返すことで除去率を上げていくイメージです。
- 1回目で 80%
- 2回目で 95%
- 3回目で 99%
回数は汚れの具合によります。パッと見た感じキレイでも2回。汚れがひどい時は、数回は洗う必要があるでしょう。水が透き通るまで繰り返してください。
レタス洗いにボウルを使うメリット
ボウルを使って洗う方法を見てきました。単に汚れを落とすだけでなく、もうひとついいことがあります。
それは、野菜を痛めにくいことです。
静水なら野菜を痛めにくい
ダイレクトに野菜へ水を当てると、繊細な野菜はへたってしまいます。そっと水に沈めてあげることで、水圧によるダメージをおさえられます。
蛇口から流れ出る水は、多少の勢いがありますよね。そして水流という”点”で洗うことになるため、野菜にピンポイントで水が当たってしまいます。すると、水のちょっとした勢いでも場合によっては折れてしまいます。
レタスの葉っぱって、やわらかいもんね。
一方、ボウルにためた水であればそんな勢いはありません。そこにレタスをやさしく沈めてあげれば、折れることも格段に減ってきます。
レタスを洗うのに使いたい調理器具
以上を踏まえると、水をためるボウルは欠かせないアイテムです。
ステンレスのボウル
野菜の量が多く、サラダスピナーで追いつかない場合はステンレスボウルがあると安心です。
同時に複数枚のレタスを洗ってしまえば、1枚ずつ洗うよりも結果的には効率的。量にもよりますが、1人分なら3分かからず洗えますよ。
ステンレス製は、軽さと丈夫さを持ち合わせているので使いやすいですね。
サラダスピナー(ボウルにあたる部分)
サラダスピナーの入れ物をボウルがわりに使っています。
水をためて洗ったら、付属のカゴを使って「サラダスピナー」として水切りをします。わざわざボウルを用意する必要はなく、サラダスピナーひとつで二役をこなしてくれるのです。
愛用サラダスピナーと気に入っているポイント は、こちらにまとめました。
蛇口直結型の浄水器
どんな水を使うか?も気にしたいところ。水道水がキレイになる、蛇口直結型の浄水器が使えます。
愛用している浄水器 は、こちらにまとめました。
洗うことを渋ったところで痛い目見る問題
洗い物は増えるけど瞬時に終わる
それなら、サラダスピナーのボウルひとつで済ませちゃえばいっか……。
わたしも、当初は洗い物を減らす方に意識が向いていたことがあります。
しかし、泥などの汚れを落としきれていないレタスほどマズイものはありません……!
それに、葉野菜って細かい虫が入り込んでいることは多く、いっそ知らない方がよかったと思うことも……。
レタスではなく白菜の話ですが、虫が好むらしく何度も水洗いしても汚れが浮かび上がってきてゾッとしたこともありました……。
確かに洗い物って億劫ですよね。でも水洗いに使ったボウルの洗い物って、腰が引けるほどではありません。
油ものと違って、使い終わったボウルはさっと洗い流せばいいだけ。片づけもカンタンです。
ボウルひとつだけでこれだけラクできるんだから、「洗い物を減らす」せこい考えはバカらしいなと思えるようになりました。笑
まとめ
たっぷりの水でレタスの汚れを落とそう
この記事では、レタスの洗い方について紹介しました。
「洗う」というと、勢いよくジャブジャブと汚れをとるイメージをされるかもしれません。しかし、葉野菜の汚れはガンコなものではなく、葉野菜自体も繊細な食材です。
たっぷりの水を使って、やさしく汚れを落としてあげてくださいね。おいしいサラダができあがりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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