適当にサラダを作ると、おいしそうに見えないんだよな……。映えなくてもいいから、普通のサラダが作りたいな。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中のkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
いまでこそSNSでサラダ情報を発信していますが、サラダ生活が定着し始めた当時は「料理が得意」とはいえない腕でした。ましてや盛り付け方は、パッとせず……。
しかし日々サラダと向き合っていると、300を超えるサラダを作る中で「見た目そこそこ」のサラダを作れるようになりました。
この記事では、わたしの実例(before/after)を交えながら、盛り付けで第一におさえるべきポイントを紹介します。
恥ずかしいですが、身を捧げます……!笑
安心してください、300近くサラダを作ってくださいとは言いません!
必要なのはセンスではなく、コツを知っているかどうかです。
やってはいけないポイントをおさえるだけで、すぐにレベルアップ。今日からでも「見た目そこそこ」のサラダを作れて、食卓が変わりますよ。
サラダ盛り付けの重要性
盛り付けのコツを考える前に、わざわざ盛り付けに着目する理由について考えたいと思います。
見た目(盛り付け)が与える印象は大きい
あなたの目の前に、料理があるとします。どうやって「おいしいか」判断するでしょうか?
きっと、五感を使うと思います。
- 見た目(視覚)
- 香り(嗅覚)
- カトラリーで料理を触った時の感覚(触覚)
- 噛み締めた時の音(聴覚)
- 舌で感じる味わい(味覚)
五感をフルに使って味わうのって、幸せですよね。
おなかはもちろん、心も満たされるよね。
では、料理を食べられない状況はどうでしょうか?
テレビや雑誌でグルメ情報を探しているとき、写真越しで料理を見るかと思います。この場合、使える五感は限られます。
- 見た目(視覚)
香り(嗅覚)カトラリーで触った時の感覚(触覚)噛み締めた時の音(聴覚)舌で感じる味わい(味覚)
これ、多くは視覚の情報なんですよね。
映像であれば、「ジュージュー」などの調理音(聴覚)が加わるかもしれません。しかし、五感の情報が限られている状況では視覚に頼るしかありません。
見た目以外は、これまで口にした経験から想像するしかないよね。
料理を目の前にして真っ先に入ってくる情報である見た目は、食欲を左右する重要なポイントになります。
では、見た目にはどのように気を配ったらいいでしょうか?
「おいしそう」を担うのは、料理の最終段階である盛り付けなのです。
サラダの盛り付けで重要なこと
盛り付けといっても、さまざまなテクニックがあります。
- 【基本編】減点をおさえるテクニック
- 【応用編】加点を狙うテクニック
まずは「減点をおさえる」
様にならないから盛り付けがうまくできるようになりたいという方は、加点より減点をおさえましょう。その方がずっとカンタンです。
裏を返せば、基本をおさえず応用に走ると収拾がつきません。
家を建てる時、外壁の塗装にこだわる前に、基礎をおろそかにしていたら崩れてしまいますからね。基本をおさえるのが先です。
「加点を狙う」のは応用テクニック
盛り付けの「加点」テクニックといえば、こんなものがあります。
- 野菜のカットを工夫する(飾り切り)
- 小物をそえる(ナプキンや装飾用の葉を使う)
- うつわを工夫する(高級なブランド食器を使う)
え、こんなこと普段からできないよ……!
おうちの料理ではレベルが高いですよね。
レストランで出される料理は、華々しく盛られているイメージがあるかもしれません。でも、この加点テクニックは高等テクニック。いわば、応用編です。
盛り付けに悩むあなたが注力するポイントは、そこではありません。
基本抜きで小手先のテクニックを使うと、ちぐはぐでお粗末な盛り付けになっちゃいます。
やってはいけないサラダの盛り付けと対策 3つ
ここでは、サラダでやりがちなNG盛り付けを見ていきましょう。
- 大きな食材を盛りつけてしまう
- 均等に並べてしまう
- 1つの食材が集中してしまう
NG例は、わたしが一人暮らしを始めたころにはりきって作った(はず!)のサラダたちです。お恥ずかしいですが、変化を感じてもらえれば幸いです。
① 大きな食材を盛りつけてしまう
1つ目のやってはいけない盛り付けは、ごろりと大きな食材を盛り付けてしまうことです。
こうすると、印象・あじわい・食べやすさの点でマイナスです。
おいしそうかどうかの印象だけではなく、実際にあじわいもイマイチなんです。どうしたらいいでしょうか?
①対策:ひとくちサイズにカットする
野菜のサイズが「大きい」ことが悪因です。
そこで、小さくカットします。サイズ感としては「ひとくちで食べられるサイズ」を目安にしましょう。
ゴロゴロしたトマトが散らばり、ほかの食材となじむことで悪目立ちしなくなりました。
大きい具材が悪いわけではありません。アメリカ発祥のコブサラダのように、ゴロゴロとした具材感を楽しむサラダもあります。
極端に大きい具材はカットして、サラダに溶け込ませるといいですね。
② 均等に並べてしまう
2つ目のやってはいけない盛り付けは、均等に並べてしまうことです。
そもそも、サラダ自体が不規則な見た目の料理です。そこに、規則性を持ち出してしまうと作り物のような違和感がわいてきてしまいます。
②対策:形を崩して配置する
規則性をもって並べることが原因です。そこで、形を崩しながら配置します。
崩すのは、2つです。
- 食材の配置
- 食材の向き
食材を1つずつ置いていき、正方形や円を描いてしまうなら崩しましょう。最後の1つでもずらせば、ランダム感が出せますよ。
食材の形や量によってバランスも変わりますが、とにかく「崩す」ことを意識すればOKです!
③ 1つの食材が集中してしまう
3つ目のやってはいけない盛り付けは、1つの食材が集中してしまうことです。
③対策:食材はお皿に分散させる
食材は、お皿全体に散らして配置します。
散らした方が、絵に安定感がありますよね。
サラダ盛り付け 上達の近道
おいしそうなサラダをマネする
ここまであげた”やってはいけない”盛り付けをおさえるだけで、イマイチさは軽減できるかと思います。
とはいえ、野菜本来の姿を生かすサラダは、加工品と違って正解が示しにくいです。正解があるとすれば、作り手が思い描く「おいしそうなサラダ」に近づけることにあります。
おいしそうなサラダをイメージして盛り付けしていくことがレベルアップの近道です。
そうはいっても「おいしそうなイメージ」がわかないなぁ。
そんな方は、Instagramのハッシュタグ検索がオススメです。#サラダレシピ では、料理家さんによる完成フォトが多くのせられていますよ。
眺めていれば「コレいいかも?」と思うものが、ひとつは見つかりますよ。
それこそ、あなたの目指す「おいしいサラダ」です!
プロによるサラダの盛り付け
センスだけに頼らない
なんで、プロって盛り付け上手なんだろうね?
それは、料理に何万時間と向き合って腕を身につけているからなんですよね。もちろん理論的な学びがあってかと思いますが、実践の量が一般人とは違います。
それゆえ、盛り付けはセンスだと思われがちですが、要点をおさえると腕がアップするものです。つまり、コツです。
マネするだけではわからない理屈については、プロが解説している本が多く出版されています。参考になりますよ。
- 【解説】コツと技はプロに学ぶ!盛り付けの料理本レビュー【センスに頼らない】
やってはいけない盛り付けを避けつつ、おいしそうに見えるコツもおさえると、料理が見違えますよ。
【まとめ】サラダの盛り付けは合格ラインの「60点」を狙おう
こ記事では、やってはいけない盛り付けと対策を紹介しました。
食材は変えずとも、盛り付けひとつで雰囲気が変わります。
まずはNGポイントを避けて、合格ラインの60点を目指して見てください。少しの変化でもサラダを食べるときに気分が上がりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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