なんとなくサラダを作ってみたものの、マズい……。どうしてお店みたいにおいしくできないんだろう……?
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
好みは人それぞれでも、誰が食べてもおいしくないものを口にするとテンションが下がりますよね。食欲だけでなく、料理する気力すら失せるもの……。誰かに食べてもらう場面であれば、せっかくの楽しい食事の時間を壊すことだってあります。
日ごろから料理をする今でこそ、そこそこのサラダを作れるようになりました。しかし料理初心者のうちは、イマイチなサラダができあがることもしばしば。
そこで、よくやっていた失敗3つと対策について、自身の経験を活かして紹介します。
この3つを避けるだけで、ふつうのサラダだっておいしくなりますよ。
おいしいサラダの3要素
サラダの出来を左右する要素は、野菜の水気・汚れ・鮮度の3つです。
野菜の水分
そのまま食べることが多い野菜は、90%以上が水分でできています。
水分を閉じ込めた状態を保つ必要があります。
野菜の汚れ
畑からとれる野菜には、さまざまな汚れがついています。
これらの汚れを適切に落とす必要があります。
野菜の鮮度
収穫された野菜は、わたしたちに届くまでに時間がかかりますよね。その間、どんどん鮮度が落ちていきます。
鮮度をキープするか、落とさない努力が必要です。
サラダづくりでやりがちなミス
やりがちなミスを見ていきましょう。
- 【水気】野菜の水気を切らない
- 【水気】食べるまでに時間を置いてしまう
- 【汚れ】野菜の汚れを落としきらない
- 【鮮度】野菜を放置してしまう
【水気】野菜の水気をきらない
サラダの仕上がりは、水切りで決まるといっても過言ではありません。
野菜を洗い終わった後、べちゃべちゃと水がまとわりついた野菜。ドレッシングで味つけをしても、味が薄まってしまいます。
想像してみてください。お店で食べるサラダってどんな姿でしょうか。私たちの前に出される頃には、洗った時の水気を感じませんよね?
カラッとしているよね。
うんうん。でも乾ききっているわけではなくて、野菜に水分がとじ込まれているからシャキッとするんだよね。
それほど水気には気をつかっていることがわかります。サラダの出来ばえに影響してくるんですよね。
【水気】食べるまでに時間を置いてしまう
できあがったサラダに、ドレッシングをかけた状態で放っておくのはNGです。
水洗いでふれた通り、サラダは水気が大敵です。水分というのは洗った際につく水滴だけではなく、野菜自身が持つ水分も忘れてはいけません。
料理の仕方によっては、野菜の水分が出てきてしまいます。
フレッシュさが魅力なのに、野菜の水分が悪さするなんて皮肉なものですよね。
作ってから食べるまでのタイムラグがあると、野菜によっては水分が出てきてしまいます。中でも水分量の多い野菜としては、もやし、きゅうりがあげられます。
また、野菜の種類問わず、塩気のある調味料をかけた状態で放置していると、野菜から水分が引き出されてしまいます。
「浸透圧」という現象が関係しています。濃度が異なる物質があるとき、水分は濃度が薄い方から濃い方へ移動しようとします。
水分の薄い野菜から、水分の濃い塩に水分が流れ出してしまうのです。
【汚れ】野菜の汚れを落としきらない
畑で収穫された野菜には、土汚れがついているものです。
汚れを落としきらなければ、途端にマズいサラダができあがります。
ガリガリっとした嫌な食感や、鼻にのぼる土臭さ……。
ちゃんと洗ったはずなのに……。
思いがけず土の味がすると、本当にショックだよね。
いくらおいしい野菜がそろい、味つけが決まっていても、土っぽさが残っていると台なしです。
【鮮度】野菜を放置してしまう
買った野菜を、冷蔵庫の中で放置してしまうのもよくありません。
畑に植えてある野菜は、地中から水分を吸い上げてピンピンとしています。
一方、冷蔵庫は畑のように涼しい環境ではあるものの、野菜にとって水分補給ができません。どんどん干からびていってしまいます。
サラダをおいしくする対処法
ここからは、それぞれの対処法を見ていきましょう。
- 【水気対策】サラダスピナーでしっかり水切りする
- 【水気対策】食べるタイミングでドレッシングをかける
- 【水気対策】水分量の多い野菜は食べる直前にカットする
- 【汚れ対策】たっぷりの水を使って洗う
- 【鮮度対策】傷みやすい野菜は買ったらすみやかに調理する
【水気対策】サラダスピナーでしっかり水切りする
そうはいっても、自宅で飲食店のクオリティを再現するのは難しいもの。やっぱり、手間がかかっているんですよね。そこで助けになるのが、便利なキッチンアイテムです。
水切りとして使えるのは、水気を吹きとばすサラダスピナーや水気を拭きとるキッチンペーパー。アイテムを使えば、確実かつ簡単に水気を切れます。
このほかにも使えるアイテムやメリット比較は、こちらにまとめました。
- シャキシャキサラダに欠かせない!野菜の水切り方法【サラダ作りのコツ】
【水気対策】食べるタイミングでドレッシングをかける
生野菜サラダでは、ドレッシングや調味料による味つけは「食べる直前」が基本です。
特に塩や塩味のある調味料は、野菜から水分を引き出すきっかけになります。ドレッシングは食べる直前にかけましょう。
【水気対策】水分量の多い野菜は食べる直前にカットする
きゅうりなどの水分が出やすい野菜は、食べる直前にカットして盛りつけます。野菜から出た水分が他の食材にかかって、サラダ全体がべちゃっとしてしまうからです。
カサが多く、水洗いといった下処理が手間となるレタスは作りおきもできますが、基本は1日以内に食べ切るようにします。サラダって野菜の下処理の手間が作るハードルになりうるため、下準備はうまく利用したいものです。
下準備の仕方はこちらにまとめました。
- 面倒なサラダ作りをラクにする考え方と実践アイデア
【汚れ対策】たっぷりの水を使って洗う
野菜の水洗いでは、たっぷりの水を使いましょう。
ありがちなのが、蛇口から流れる水でササっと洗うというもの。これでは、でこぼこの野菜表面の汚れは見落としがちです。茎の根元など、入りくんだところは汚れが入り込みやすいものです。
そこで、ボウルにためたたっぷりの水で洗います。水に野菜をしずめることで、野菜ついた見落としがちな小さな汚れまで取り除けます。
洗い方については、こちらにまとめました。
- 安心して食べられる!レタスを3分で汚れなく洗う方法【サラダ用レタスの下処理】
【鮮度対策】傷みやすい野菜は買ったらすみやかに調理する
生物である野菜は、収穫された直後から鮮度が落ちていきます。野菜をよみがえらせられる方法は、残念ながら今のところありません。
購入したら、すみやかに調理して食べましょう。
サラダは水気・汚れ・鮮度の扱いが命だね!
ここさえ守れば、おいしくないサラダなんてどうやっても作れないから安心して!笑
【まとめ】大失敗を避けて60点のサラダを目指そう
この記事では、自宅で作るサラダのよくある失敗と対処法をご紹介しました。
こちらの失敗を避けるだけで、合格点60点のサラダを食べられるようになります。高得点ではないけれど、かといって落とされない平均点レベルです。
コンビニ・スーパーのカット野菜やパックサラダに比べたら、多少の手間はかかります。でも、自分で作るサラダはわずかな手間をかけてでも食べる価値がありますよ。
旬の野菜を選べたり、野菜本来のあじわいがわかったり。加工された野菜はどんどん風味が落ちますが、できたてのサラダはあじわいが違います。
1つでも取り入れれば、変わってきますよ〜。作ってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【関連】おいしいサラダの作り方
サラダをおいしく作る方法を、4ステップでまとめました。
- サラダ好き推薦!おいしいサラダの作り方【初心者でもカンタン】
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