サラダをいつも同じドレッシングで食べていたら飽きちゃった。ドレッシング以外の調味料ってないのかな?
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
生の野菜がメインのサラダでは、味つけができあがりを左右します。ドレッシングやマヨネーズ。サラダを食べるなら、サラダに使える調味料をいくつか常備しますよね。
ただ、食べ疲れることってありませんか?市販のものは添加物が入っていたり、味が強かったり……。
探そうと思っても、どんどん新しい製品が発売されて無数に存在する調味料。お目当てを見つけるには、骨が折れますよね。
この記事では、私が10年以上は愛用している調味料「ハーブソルト」を紹介します。
基本的には塩ベースで、フレーバーがついたもの。ドレッシング代わりになり、さまざまな料理にもすぐ活かせます。取り入れれば、調味料さがしの旅からも解放されますよ。
ハーブソルトとは
ハーブと塩の調味料
ハーブソルトとは、ハーブとソルト(塩)で作られている調味料です。
ハーブの風味をベースに、塩味を効かせることができます。
身近なところだと、サラダチキンの「ハーブ味」があるね。
ハーブの配合は作り手次第
ここでいう「ハーブ」は、さまざまな種類のハーブを指しています。
たとえば、こんなものがあります。
- バジル
- ローズマリー
- オレガノ
- ディル
特定の品種を指しているわけではなく、総称して「ハーブ」とくくられているのです。
よって、一口にハーブソルトといっても味わいはさまざま。ハーブのチョイスや分量は、作り手によって異なります。
さまざまな商品を見かけるけど、ハーブの種類はものによって違うんだね。
作り手の個性が表れる調味料なんだよ。
ハーブソルトの特徴(メリット)
ハーブソルトの特徴といえば、香りです。
サラダに不足する香りをプラス
ハーブソルトは、ひとふりするだけで豊かな香りをプラスしてくれます。
たとえば、生野菜を中心としたサラダは、香りが立ちにくい料理です。そのままのレタスやトマトなどの野菜は、加熱料理と違って、口にする前から香りを感じることって難しいように思います。
その点、香り高いハーブが嗅覚をグイグイ刺激してくれます。ハーブソルトはサラダの味気なさをカバーします。
サラダがドレッシングに主導権を奪われない
香りが立ちにくいサラダは、あわせる調味料でバランスが大きく左右されます。
ありがちなのが、ドレッシングをドボドボとかけること。こういう味付けではサラダ全体を支配してしまい、野菜の味を楽しむのが難しくなります。
ごまドレッシングの香ばしい風味、レモンドレッシングのさわやかな風味。
たっぷりかければしつこく、少なすぎてもサラダとして成立しません。
濃いめに作られているドレッシングは、分量に気をつけたとしても生野菜とバランスをとるにも正解が見つけにくいように思えます。
サラダ野菜の味が薄くて、ドレッシングを食べている気分になったことがあるよ……。
一方で、ハーブソルトは野菜を引き立ててくれます。
かといってハーブらしさは埋もれることなく、野菜と両立してくれるんです。ハーブも植物の一種だからか、野菜と共生してくれるのかもしれません。
謙虚で上品なたたずまいです。
サラダにおけるハーブソルトの使い方
どんなふうに使えばいいの?
サラダでの使い方をもとに見ていきましょう。
サラダ用なら「オリーブオイル・お酢」とあわせる
サラダなら、オリーブオイルとお酢をあわせます。
これはドレッシングを自作するイメージです。ドレッシングの要素は3つあって
- オイル
- ビネガー
- 塩
ハーブソルトは、塩の要素です。ハーブが加わると旨味もプラスされるため、調和するんですよ。
詳しい使い方はこちらにまとめました。(塩をハーブソルトで代用すればOKです)
- たった3つでできる基本ドレッシングの作り方【+αでレシピなしでもサラダ味変】
サラダでの使用例
具体的にどんなサラダとあわせるかというと、旨味系の食材が入ったものがおすすめです。肉や魚、きのこ類ですね。
コクのある動物系の食材は、ハーブの香り高い風味が良さをグッと引き上げてくれます。
こちらのサラダは相乗効果を狙っています。
- ハーブソルト(ハーブミックス+塩)+マッシュルーム
- ハーブソルト(ハーブミックス+塩)+ラム肉
愛用のハーブソルトおすすめ3つ
愛用しているハーブソルトの中から、おすすめを3つ紹介します。
- クレイジーソルト
- シーズニングソルト ハーブミックス|カリス成城
- 海のハーブソルト|place 花やしき
クレイジーソルト
1つ目はクレイジーソルトです。
ハーブが入った万能調味料といったらコレ!というほど、知名度は高い商品ですね。
アメリカで生まれたこの商品、1980年ごろから日本に輸入されて親しまれている商品です。スーパーでは比較的お目にかかります。
使われているハーブとスパイスはこちらの6種類です。
- ペッパー
- オニオン
- ガーリック
- タイム
- セロリ
- オレガノ
必要最低限とも取れる6種類をセレクトされています。(このあと紹介するハーブソルトは、もっとハーブの数が増えます)
特定のハーブが悪目立ちすることもなく、絶妙なブレンドです。
シーズニングソルト ハーブミックス|カリス成城
2つ目は、カリス成城のシーズニングソルト ハーブミックスです。
商品について話す前に、カリス成城さんについてご紹介です。
東京の高級住宅街「成城学園」に本店を置き、全国に展開しているハーブ専門店。ハーブの他にも、身近なコスメ用品も取り揃えていることからご存知の方はいらっしゃるかもしれません。
乾燥ハーブの取り揃えは250以上。
250も!?
すさまじいバリエーションだよね。
ハーブ商品としてはハーブティーがおなじみかなと思うのですが、ラインナップの1つにあるのが調味料なんです。そう、ハーブ屋さんのハーブミックスとなれば安定感は抜群です。
使われているハーブとスパイスは、こちらの9種類です。
- ブラックペッパー
- ガーリック
- オレガノ
- マジョラム
- セージ
- タイム
- バジル
- ローズマリー
”シーズニングソルト”という名称からうかがえるとおり、塩+スパイス(ブラックペッパー・ガーリック・ジンジャー)をベースに、ハーブを配合した形です。旨味重視のブレンドですね。
生野菜にふりかけて食べるだけでも、味気なさを感じさせないあじわいが特徴です。
ガーリックのおかげかと思ってます。
とはいえ、さまざまなハーブがブレンドされているため、ガーリックの角が立つということはありません。豊かな香りなんです。
こちらのハーブソルトを知ったきっかけは、母が使っていたからなんです。10年以上も前から使い続けていまして、あじわいと使いやすさが気に入っているんだと思います。
母だけでなく、わたし自身が気に入って何本も使い続けています!
海のハーブソルト|place 花やしき
3つ目は、place 花やしきの海のハーブソルトです。
自由が丘をはじめとする都内に数店舗を構える雑貨のセレクトショップ・BASIC AND ACCENTさんで取り扱いがあり、試してみたのがきっかけです。
使われているハーブは、こちらの10種類です。
- バジル
- パセリ
- セージ
- マジョラム
- タイム
- セロリ
- オレガノ
- オニオン
- ブラックペッパー
- ガーリック
わ〜〜。なにがなにやら……。
覚えなくてだいじょうぶだよ。笑
10種類もあると、圧巻だよね。
先ほどのシーズニングソルトとは違い、スパイスよりハーブの分量の方が多く、やさしい印象を受けます。
なにか1つが際立つわけでもなく、ブレンドされて複雑な香りが生み出されています。
ハーブソルト 配合の傾向
大手メーカーと中小メーカーの違い
今回、紹介した小規模のメーカーさんの商品に対して、大手食品メーカーのハーブソルトをいくつか比較してみたところ、こんな特徴がありました。
大手メーカーさんのものは、大量生産に伴いハーブの種類を厳選せざるをえない?状況や、多くの人の口にあわせるように味が調整されているのでは?という傾向が見てとれました。
ハーブソルトは自作できる?
ハーブと塩でできた調味料なら、自分で作れちゃうんじゃない?
こう思うかもしれません。
この問いの答えは
です。
自作できるがコストが高くつく
「手間暇がかかる」といった意味で、ハイコストにつながる要素は3つあります。
- 生のハーブは傷みやすい
- 生のハーブは購入ルートが限られる
- ブレンドが難しい
生のハーブは痛みやすい
1つ目は、ハーブの傷みの速さによるところです。
繊細な植物であるハーブは、生のままでは傷みが早いです。しなしなとしおれてきたり、鮮やかな緑も変色したりと、劣化しては味も香りも落ちてしまいます。
傷みの早いハーブをすみやかに処理するには、適切に乾燥させるなど手がかかります。
生のハーブは購入ルートが限られる
2つ目は、ハーブの品ぞろえによるところです。
ハーブ料理が大衆的なヨーロッパに比べて、日本ではメジャーとはいえません。食べたことがある方は多くとも、日常的にハーブを使っている家庭はまだまだ少ないと思われます。
スーパーで見かけるようになりましたが、種類をそろえるのはまだまだ難しいですね。
ブレンドが難しい
3つ目は、ブレンドの難しさによるところです。
生のハーブの入手が難しい一方、乾燥ハーブはスパイスコーナーは確保されていることが多く、手に入りやすいです。生に比べると保存がきくため、ハーブ好きの方はそろえるのもアリです。
ただ、香りや味が独特なハーブを複数ブレンドするのは難しいです。
ハーブソルトの代用方法
ハーブミックスで代用できる
専用の調味料を持ちたくないんだよな〜。
どうしてもハーブソルトを持ちたくないなら、ハーブミックスで代用するのがおすすめです。ハーブソルトから塩を抜いたもので、プロがハーブをブレンドしてくれたものです。
エルブ・ド・プロバンス|マスコット社
ハーブミックスでオススメなのは、マスコット社のエルブ・ド・プロバンス(HERBES DE PROVENCE)です。
含まれるハーブは、こちらの9種類です。
- ローレル
- ローズマリー
- セイボリー
- オレガノ
- バジル
- マジョラム
- フェンネル
- パセリ
- タイム
ガーリックやジンジャーがない分、グリーンのハーブが前面に出ます。ローレルやローズマリーから感じるとおり、生よりは焼き系の料理が似合う印象です。
生野菜だけで食べるには割と強めなんですよね。
特にローズマリーにあたると、口を持っていかれます。笑
サラダでは、焼き野菜やお肉をメインにすると食材が引き立てられます。「ハーブミックスは個性のある食材と食べる」のが最適解のひとつだなと思っています。
ハーブソルトの保存方法
密封容器で常温保存
保存は、密封できる容器に常温保存するのがおすすめです。
密封容器である理由は
- 湿気
- 虫
の問題があるからです。
湿気の少ない冷蔵庫で保存するのがいいんですが、管理が難しいです。
というのも、冷蔵庫を開け閉めするタイミングで結露が発生してしまいます。すると、水滴がハーブソルトにわたって腐る原因になってしまいます。
クレイジーソルトのようにカバーで覆われているパッケージだと、中身が見えず不安ですよね。虫被害は避けたいところ……泣
よって、密封を前提に「常温保存」が管理しやすいです。
【まとめ】ハーブソルトを使って香り高いサラダを作ろう
この記事では、万能調味料のハーブソルトを紹介しました。
サラダに不足しがちな「香り」の要素を足してくれる調味料が、ハーブソルトです。
ハーブはスパイスと並んで幅広い世界ですが、この1アイテム持つだけでオシャレな一面も見せることができます。中でも、カリス成城のハーブソルトはやさしい味わいで、はじめのひとつにはオススメです!
ハーブソルト1本で、パターン化しがちなサラダにも変化が生まれて、食卓が彩られますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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