料理すると出てきちゃう生ゴミ、困るなぁ。ヌメヌメとか臭いとか、どうにかなんないかなぁ……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダ好きで野菜をよく食べるkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
料理をすると、どうしても出てくるのが生ゴミ。
生ゴミは時間とともに悪臭を放ち、ヒドいと虫がわくことも……。気持ち悪いですよね。
自宅で生ゴミを対処するにもコンポーザーといった大がかりな仕組みばかりで、一人暮らしにはアンマッチなもの。自分なりに対処法を探して、「これなら妥協できる!」というところに落ち着きました。
この記事では、わたしが実践しているものを中心に 一人暮らしにとってちょうどいい生ゴミの対処方法 を10通り紹介します。
すぐに取り入れられるものが大半です。キッチン環境が整うと、快適に過ごせますよ。
生ゴミの元は2つ
サラダ作りで出てくる生ゴミの元といえば、おもに2つあります。
- 食材の食べられない部分
- 傷んでしまった食材
食材の食べられない部分
ひとつは食べられない部分です。
- 汚れがついている
- 食感が悪い
などの理由で、取り除かれます。
たとえば、野菜のヘタや皮、芯の部分です。
もともとは「野菜」として存在していたものが、切り落とした瞬間に「ゴミ」判定されてしまいます。
傷んでしまった食材
もうひとつは、傷んでしまったものです。
もともと食べられるものでも、傷んでしまっては捨てざるを得ないですよね。こちらも「ゴミ」になってしまいます。
一人暮らしだと、ありがちだよね。少しずつ使うから、気づいたら傷んでるなんてことも……。
生ゴミの対処法3パターン
そこで、こんな観点で扱います。大きく分けて3つです。
- 生ゴミを出さない
- 生ゴミを適切に処理する
- 生ゴミを放置しない
順番に見ていきましょう。
解決法1:生ゴミを出さない
そもそも生ゴミを出さないように取り組む方法です。
- 購入編|レシピが思いつかない食材は買わない
- 購入編|必要な分だけ購入する
- 保管編|早めに食べきる
- 保管編|近所のスーパーを冷蔵庫がわりにする
- 調理編|野菜の可食部を活用する
購入編|レシピが思いつかない食材は買わない
食材の購入シーンでは、レシピが思いつかないものは買わないことです。
使いきれない原因のひとつに、野菜をどう調理したらいいか迷う/わからないことがあげられます。
どうしたものか、出番が回ってくることなく冷蔵庫で待機しているメンバーがいないでしょうか。レシピが思い浮かばないなど、活躍の場が巡ってこないからなんですよね。
そこで、使い方のわからない食材は買わない方法が有効です。
それ言ったら、いつも同じ食事になっちゃうよ!
そこで、使い方がわからなくとも「チャレンジする食材は1つだけ」と決めるといいです。制限されている感覚は和らぎます。
その食材が残ったとしても、レシピをさっと調べて使い切ることも苦じゃないですよね。使い慣れている他の食材とあわせれば、料理しやすいです。
無理に手を広げても、使いこなせない。そうやって食品ロスを引き起こしやすいんだよね。
購入編|必要な分だけ購入する
野菜を100%食べ切ってしまうために、必要な分だけ購入します。
具体的には、少量カットされた商品や、セット売りは避けるといった買い方です。
レタスなら、1玉ではなく、カットされた1/2個だけ。ニンジンなら、1パック3本入りではなく、1本だけ。
パックは価格としてはお得感があります。しかし、どうせ傷めて食べきれないのであれば、割高でも使い切れるサイズや数量を選ぶ方が、結果的にお得です。
また、多めに買うと食べ過ぎにもつながりやすいです。
手元にある分は使い切らなきゃ……。
多めに作っちゃったけど、食べ切らなきゃ……。
こういった思わぬ心理が働くためです。食欲をコントロールするのって、意識してもなかなか難しいですよね。
保管編|早めに食べきる
買ってからは、早めに食べきることです。
必要な分だけを最小単位で買ったとしても、必ずしも一度に使い切れるわけではありません。出てきてしまった残りの野菜についても、すみやかに食べきることで、廃棄の可能性を限りなく減らすことができます。
保管編|近所のスーパーを冷蔵庫がわりにする
自宅の冷蔵庫はガランとさせつつ、料理をするときに食材を買いに行く方法です。
スーパーなどのお店自体を「食材の保管庫」とみなします。
なにがいいかといえば、常に新鮮なものを手に入れられることがあげられます。
外食メインの頃は「使いきれず捨てる」ことがありましたが、使うタイミングで買い物するとムダが減らせました。
料理のたびに買い出しする手間や、こまめな買い物に伴うムダな出費が増えるといったリスクはあるかもしれません。
一方で、管理コストはゼロ。自炊の頻度が低いなどの生活スタイルによっては「使う分だけ、必要なときに調達する」という方法は有効です。ストレスフリーだったりします。
また、自宅の冷蔵庫容量に余裕がない場合も多いため、保管スペースの観点からもメリットがあります。
エコバッグを持ち歩いて、こまめに買い物しちゃいましょう。
私が愛用している「シュパット」のいいところ はこちらにまとめました。
調理編|野菜の可食部を活用する
「ゴミを出さない」観点でも、どうしても出てしまうゴミ部分に着目します。野菜の可食部を活用する方法です。
野菜の食べられる部分を見直し、料理に生かします。「食べられない」と思っている部分も、実は食べられたり旨みがあったりします。
根菜類の皮(ダイコン、ニンジンなど)
皮だけを食べるというよりかは、皮がついたままカットした野菜を使います。根菜類は皮と実の間にこそ栄養分があるということで、理にかなっています。口当たりが悪い、土っぽいのがイヤというデメリットがあるため、野菜の状態や料理の仕上がり次第で使い分けています。
根菜類の葉っぱ部分(ダイコン、カブなど)
実の部分に着目しがちですが、葉っぱも食べられます。炒め物、みそ汁の彩りで使えます。
上級者になると、ヘタ部分を使ってダシをとるなんて方法もありますね。
解決法2:生ゴミを適切に処理する
そうはいっても、生ゴミは出てしまいます。そこで生ゴミを適切に処理していきます。
- 片づけ編|ゴミをまとめる前に水を切る
片づけ編|ゴミをまとめる前に水を切る
ゴミ箱に捨てる前に、生ゴミに含まれる水を切る方法が有効です。
生ゴミの異臭やヌメリの原因のひとつとして、水分があげられます。水分が引き金となり、雑菌が繁殖してしまうのです。
枯葉がいい例です。パリパリに乾燥している落ち葉なら、数日放置しても状態が変わりません。一方で、雨で濡れた落ち葉であれば時間がたつと、妙な臭いがしますよね。
微生物が繁殖して、分解が進んだ時に出るニオイってことか。
野菜でも同じようなことが起きます。できるだけ乾燥した状態を維持するのがコツです。
たまねぎは皮をむいたら、パリパリの状態のままゴミ袋へ。
かいわれダイコンは根元を切り落としたら、水気をしぼってゴミ袋へ。(スポンジは吸水性がよいため、しぼらないとビショビショになってしまいます)
サラダ作りで出た生ゴミの場合、濡らさずとも野菜自体に水分が含んでいるため、放置すれば傷んでしまいます。水洗いをすればなおさら、必要以上の水分をまとってしまうわけです。
ゴミ袋が破けて、水気が流れ出す……なんて経験ありませんか?「水を切る」ことを意識するだけで、だいぶ改善します。
「ゴミを出したらもう知らない!」と言わず、その後にゴミ処理をしてくれる方にも迷惑がかからないようにしたいものです。
解決法3:生ゴミを放置しない
生ゴミは適切に処理したら、放置しないこともポイントです。
- 片づけ編|排水バスケットにゴミをためない
- 片付け編|生ゴミはポリ袋にまとめる
- 片付け編|ゴミ箱や三角コーナーを持たない
- 片づけ編|こまめにゴミ出しをする
片づけ編|排水バスケットにゴミをためない
排水口にあるバスケット(ゴミ受け)に、生ゴミのカケラを捨てないという方法です。
というのも、これを実践することで我が家のキッチンまわりはかなり改善しました。
以前は、ヘタや皮をシンクにどんどん捨てては、そのまま水で流して排水バスケットにためていました。そしてある程度たまったら、まとめて捨てる。
ただ、まとめて捨てる時には変わり果てたゴミから異臭がする、ヌメリがあるなど不快感マックスでした……。
そんな経緯があり、排水バスケットには最低限のクズだけがたまるように変えました。
- 手で取れるような大きさのヘタや皮は、シンク内で回収
- 生ゴミ用のビニール袋へ
- 料理・片付けを終える度に、結んで捨てる
こうすると、異臭は激減。ニオイの元は、腐敗したゴミだったんですよね。
汚いと思って排水バスケットに流しちゃうけど、流したあとの処理の方が大変かもね。
流れ込んでしまう原因は、排水口にもありました。当初は備え付けだったゴム製のものを使っており、どんどんバスケットに落ちて行っちゃうんです。
ステンレス製・パンチ型の排水口に変えたところ、水回りが劇的によくなりました。
たった1,000円程度で、水回りが劇的に改善するライフハックです。取り入れた当時は、感動ものでした……!
片付け編|生ゴミはポリ袋にまとめる
生ゴミは「燃えるゴミ」などの大きなゴミ箱に直接入れず、小さなポリ袋に入れてまとめます。
ポリ袋でいったん封されることから、ニオイが漏れづらくなります。また、腐敗につながる水気が他のゴミに渡らなければ、さらなる被害を食い止めることができます。
片付け編|ゴミ箱や三角コーナーを持たない
そして、ゴミ箱や三角コーナーを持たないことです。
- なんでもかんでもゴミ箱に突っ込む
- 汚いものにフタをする
こういう行動やマインドが、不衛生な環境を生み出すと思ってます。
その点、ゴミ箱や三角コーナーを強制撤去すると、袋がむき出しになる分、行動が変わりやすいです。
- 汚れがひどくなる前に捨てよう
- 汚れがひどいものはまとめて片付けてしまおう
袋を引っかけるだけの簡易スタイルだと、ゴミを放置すれば気になります。すると、ゴミを片付けるペースが早くなるんです。
ほどほどにゴミが溜まったら、しばってゴミ捨て場へ。
ゴミ箱の掃除から解放され、イヤなものにフタをすることなく速やかにゴミを捨てられるようになりました。
マグネットで冷蔵庫に貼り付けられるので、省スペースにもなりますよ。
ちなみに使っているのはこちら。KEYUCA(ケユカ)のホルダーです。
(本来はキッチンペーパーを取り付けるものです!)
また、モノがなくなれば、それにかかるメンテナンス/掃除もなくなります。
ゴミ箱ってイヤなニオイがこもって、そのニオイがゴミ箱自体につきませんか?特にプラスチック系のものはニオイが付きやすいです。
そんなゴミ箱や三角コーナーの、いや〜な掃除がなくなるだけでもラクになりますよ。
片づけ編|こまめにゴミ出しをする
あと回しにしがちな片付けですが、こまめにゴミ出しをすることです。
生ゴミは時間をおくのが最大のタブーです。時間がたつほど雑菌が繁殖して悪臭につながるためです。また、腐敗臭につられて虫もわきます。
ひー!やめてー!!
そうなる前、つまり食事の片づけが終わったタイミングで、ゴミ袋にまとめて捨てます。
三角コーナーにゴミを置きっぱなしにするなど、あと回しにはしません。実際、料理の都度、ゴミ袋に封をして捨てることで、異臭を感じることは激減しました。
24時間出せるゴミ捨て場があれば、自宅から毎日でもゴミを持ち出しましょう。
とはいえ、人の手で支えられています。マンション内を清掃する方、ゴミを持ち出してくださる清掃員の方、分別処理をしてくださる方、焼却処理をしてくださる方……。
みんなが気持ちよく取り組めるように、ゴミの出し方にも適度なマナーを守ってお願いしたいですね。
番外
片づけ編|ディスポーザーや生ごみ処理機を使う
生ごみ処理に便利なアイテムを使う方法もあります。
ディスポーザー
生ゴミを粉砕してくれる機械「ディスポーザー」は、専用の浄化槽を通って下水に流れるという構造から、生ゴミの処理をしなくて済むという点では画期的です。
粉砕したゴミは下水に流すのではなく、乾燥させて入れ物に溜まるタイプもあるようです。
こちらは取り付け工事が前提になってきます。
生ごみ処理機
もうひとつ「生ごみ処理機」は、生ごみを乾燥させられる家電です。おかげで、臭いや気持ち悪さ・虫の問題など生ごみに関するあらゆるお悩み事を解決してくれます。
これらで処理されたゴミは肥料として使えるなど、メリットを押し出されることも多いです。
実際、わたしもお試しで使ってみたことがあります。
その経験を踏まえ、こんな環境ならディスポーザーや生ごみ処理機は有効だと感じました。
多くの一人暮らしさんは、当てはまらないかもしれません。
ただ、ゴミがすぐに捨てられない、コバエに困っているなど事情があるなら、コンパクトな生ゴミ乾燥機を使うのも選択肢に入れてみてください。
こちらの「パリパリキュー」はAmazonの生ごみ処理機カテゴリでベストセラーに入るなど、一定数の支持を得ている商品です。
自治体の助成金を使えば 、本体の1/3〜2/3ほど補助が出る場合があり、1〜2万円のキャッシュバックもあり得ます。
へぇ〜、補助が出るならハードルがちょっぴり下がるね。
自治体によって取り組みに差があるから、住んでる地域の状況を見てみるといいよ◎
▼ 自治体の購入助成金制度検索|シマ株式会社サイトより(外部サイトへ)
時間もお金も有限です。あなたの生活スタイルや性格を踏まえて対処法を見つけるのが、各自の幸福度アップにつながると考えます。
買い物の仕方や捨て方を変えるだけで済むから、紹介してもらった方法ならすぐにできそう!いまはこれでカバーできそうだよ。
なにが心地いいかは人それぞれだね。ライフスタイルの変化に応じて、見直すといいね!
まとめ
生ゴミを出さない・ためこまない・適切に処理する
この記事では、 一人暮らしにとってちょうどいい生ゴミの対処方法 を10通り紹介しました。
解決法1:ゴミを出さない
- 購入編|レシピが思いつかない食材は買わない
- 購入編|必要な分だけ購入する
- 保管編|早めに食べきる
- 保管編|近所のスーパーを冷蔵庫がわりにする
- 調理編|野菜の可食部を活用する
解決法2:ゴミを適切に処理する
- 片づけ編|ゴミをまとめる前に水を切る
解決法3:ゴミをためない
- 片づけ編|排水バスケットにゴミをためない
- 片付け編|生ゴミはポリ袋にまとめる
- 片付け編|ゴミ箱や三角コーナーを持たない
- 片づけ編|こまめにゴミ出しをする
こんな方法もある
- 片づけ編|ディスポーザーや生ごみ処理機を使う
生活する上で出てくるゴミは、一生つきあっていく存在。対策をひとつでも打てれば、不快感は減っていきます。
キッチンを清潔に保つと、気持ちよく料理ができます。過ごしやすくなりますよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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