どうもサラダがイマイチ……。人に見せても恥ずかしくないような、おしゃれなサラダを作りたいな。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
この記事では、おしゃれなサラダの作り方に通じる概念と具体的な方法を、実践してきた経験を踏まえて紹介します。
コツをおさえれば、料理上手に近づきます。日ごろの食卓はもちろん、誕生日やシーズンイベントといったおもてなしの場で、おしゃれなサラダが食卓を彩ってくれますよ。
「おしゃれなサラダ」ってなに?
「おしゃれ」といっても捉え方はさまざまです。そこで、ココで目指す「おしゃれ」について定義しておきます。
普通以上、独創的以下
4つの状態を定義してみました。
感覚 | 感情 | イメージ |
---|---|---|
① 独創的 | 芸術的で、心を動かされる。 おいしいのは当然。 | 星付きレストラン |
② おしゃれ | 整っていて美しい。 おいしそうに感じる。 | 話題のレストラン |
③ 普通 | なんとも思わない。 整っていて、均一化された味。 | チェーン店 |
④ イマイチ | おいしそうに見えない。 食材のよさを殺している。 |
ここでは②にある、おいしいと話題のレストランで出されるような「おしゃれなサラダ」を目指します。
サラダの3要素
サラダは次の3要素で成り立っています。
- 食材 ・・・ どんな食材をあわせるか?
- 盛り付け ・・・ どのように食材を並べるか?
- 食器 ・・・ どんな食器に盛り付けるか?
それぞれにアプローチします。
サラダの食材
食材の種類
まずは、サラダに入れる食材のチョイスです。
食材に明確な定義がないサラダは、極端にいえば何を入れてもいい料理です。それゆえ、食材の組み合わせは無限大に存在します。
ココでは、生野菜を使ったサラダを考えてみましょう。
生野菜のサラダでは、一般的には葉野菜のグリーンが中心になります。そこで使えるのが、赤紫色の野菜です。
緑と紫はコントラストが強い組み合わせなので、見た目が映えるためです。
お店のラインナップによりますが、玉ねぎやスプラウトはスーパーでも手に入りやすい赤紫野菜ですよ。
白が入ると、コントラストが和らいでやわらかい印象になりますよ。
ほかにも使える野菜は、こちらにまとめました。
- あなたのサラダが垢抜ける?赤紫の野菜6選【サラダ実例あり】
ほかの色が入ってきそうなんだけど、それでもいい?
さまざまな具材が入れるほど色数は増えますよね。
強い色が入ると目線が集中しやすいため、散らすように盛りつけるといいですよ。全体のバランスがとれます。
食材の状態
続いて、気をつけたいのは食材の状態です。
生野菜のサラダでは、新鮮な食材を使いましょう。
畑からとれたての野菜を使えるのがベストですが、そうもいきませんよね。水分量の多い野菜は、時間の経過とともにしなびています。
そこで「養生(ようじょう)」作業をしましょう。
ボウルなどにたっぷりの水をためて、野菜の切り口をつけます。野菜に水分を戻して、元気を取り戻してもらう作業です。
失われた水分が野菜に多少戻るため、ピンとハリが出ますよ。
- グリーンのサラダに映えるのは、赤紫の野菜
- 生野菜は、水に浸す「養生」でハリを取り戻す
サラダの盛り付け
盛り付けは2ステップで、習得しましょう。
やってはいけない盛り付けを避ける
まずは、やってはいけない盛り付け方をしないことです。
こんなことを意識すると、自然に盛り付けられたサラダが作れます。
詳しくは、こちらの記事にまとめました。
- おいしさ変わる?やってはいけないサラダの盛り付け方と対策【センスじゃなくてコツ】
ココをおさえると、④イマイチな状態は卒業できますよ。
いや~、言われるまで気付かなかった……。
私もそうだったよ。これ無自覚でやってたりするんで怖いですよね。
盛り付けの基本をおさえる
おしゃれに見えるように、このような切り口で盛り付けしてみましょう。
普通を卒業しちゃいましょう!
詳しくは、こちらの記事にまとめました。
- おいしさアップ!4つのポイントでおさえるサラダの盛り付け方
この記事でいう、もう1つのポイントは、このあと触れる食器の扱いについてです。最後みていきましょう!
- やってはいけない盛り付け方 3つを避ける
- 盛り付けの基本ポイント 3つをおさえる
サラダの食器
「盛り付けが9割」でおしゃれなサラダは作れますが、食器のチョイスも影響を与えます。
ミュージカルの舞台では、演者のふるまいがモノを言いますよね。けれど、舞台装飾があることで演技が映えます。
サラダも同じように、食器という「舞台」によってサラダ自体が映えますよ。
ここでは「家庭でも再現度高くおしゃれなサラダを作る」ことを目的に食器を選んでいきます。
こんな食器が、標準的に使いやすいです。
- 大きさ: 適量を盛り付けられるサイズ
- 色 : 無彩色
- 柄 : 無地
- 高さ : やや深さがあるもの
- 形 : 丸みのあるもの
食器の大きさ
サラダを適量、盛り付けられる大きさの食器を選びましょう。
食器に対してサラダが少なすぎると、さみしく見えます。
逆に、食器に対してサラダが多すぎると、品を損ないます。
「デカ盛り」などボリュームたっぷりに見せたいときは迫力が出ていいものの、「おしゃれ」ではないですよね。
食器の色
「無彩色」と呼ばれる色みのないカラーの食器が使いやすいです。
具体的には、黒・グレー・白系です。
色みのある食器は、鮮やかな食材とのバランスを取る必要があります。相性のいいものと悪いものが出てくるんですね。
その点、黒・グレー・白の食器はどんな食材とも、相性がいいです。
食器の柄
無地(柄なし)の食器を使いましょう。
もしくは、シンプルな柄や、幾何学的な模様がおすすめです。同じような柄をくり返す、パターン化された模様のことですね。
絵が描かれたような柄物は、使い方が難しいです。
一皿の情報量が多くなってくるのでゴチャゴチャしやすく、色や形がさまざまであるサラダは無地皿がおすすめです。
北欧系の食器を使ってみたいけどな〜。
たとえば、ARABIAのパラティッシは有名・人気なブランド皿のひとつですよね。
大ぶりな柄ですが、強いて言えば、モノトーンの皿なら上品にまとめられるかと思いますよ。
食器の形
丸皿を使いましょう。
角皿は人工的であるゆえ、都会的で洗練された雰囲気が出ます。
しかし、自然のものである食材を直線的に盛り付けすることは難しいです。
何百皿とサラダを盛り付けてきましたが、角皿は難易度が高い印象です。
その点で丸皿は、ランダムに広がる食材を置きやすいです。まずは丸皿でトライしてみましょう!
食器の高さ
やや深さのある食器を選びましょう。すり鉢状のものは使いやすいです。
食材には立体感があるため、多少の高さがある食器の方がサラダを受け止めてくれます。
おしゃれに仕上がるといえば、平皿です。
リッチなレストランで出てくるような一皿が作れます。しかし狙って食材を配置する必要があり、やや上級者向けです。
そしてフォーク・ナイフがないと食べにくいという欠点もあり、日常食には向かないかもしれません。
- 使いやすい食器
- 大きさ:適量を盛り付けられるサイズ
- 色:無彩色
- 柄:無地
- 高さ:やや深さがあるもの
- 形:丸みのあるもの
いろいろあって、なにがなにやら……。
いろんな要素があって混乱しますよね。でも大丈夫です。
最初に選ぶのは大変ですが、そこさえ乗り越えればおしゃれなサラダが作りやすくなりますよ。
「気づけば、いつも同じお皿しか使っていない」というのは、食器えらびって実は大変だからなんですよね。
お決まりでお気に入りの一皿を見つけちゃいましょう!
サラダづくりをレベルアップする方法
サラダづくりの腕を上げるテクニックを2つ紹介します。
- サラダを写真に撮ってみる
- サラダをSNSに載せてみる
サラダを写真に撮ってみる
完成したサラダを、写真に撮ってみてください。そして「おしゃれだな」と思うサラダと比較してみてください。
すると、たとえば
- のっぺりしているな
- 水っぽいな
- 食材が大きいな
こんなふうに課題点が浮き上がってきます。
写真におさめることで客観的にとらえることができ、改善点が見えてくるんです。
これをやらないと、前回と同じ過ちを犯します。(大げさですが。笑)
食材や食器が変わろうと、クセで「おしゃれじゃない」サラダを作ってしまうんですよね。
なんとなく作っていると、自分だけで気付くのは難しいもんです。
サラダをSNSに載せてみる
これは料理好きな人におすすめの方法です。完成したサラダを、SNSにあげてみてください。
わたし自身、効果があった方法なんです。
友だちの反応をうかがうってこと?
そういうわけでもないんです。下手だと、むしろ反応はゼロです。(残酷な現実……)
見せることで、自発的にうまくなるんです。
これは私の体験談になるのですが、記録として日ごろの食事を写真を撮っていた時期がありました。しかし、その頃のサラダはいま見ると散々なものでした……。笑
ただ、好きなサラダを発信してみようとInstagramにあげ始めると、これが恥ずかしいわけです。
どうしたら、おしゃれに見せられるんだろう……?
おいしいのはもちろん、どうやって見せたらいいか考えるようになります。
自分なりに試行錯誤したり、おいしそうなサラダをマネしてみたり。
一皿ひとさらで、改善を繰り返していきました。
すると料理にも興味がわいてきて、調理・盛り付けの腕が少しずつ上がっていきました。
そうこう続いていると、感覚が身についてくるんです。
悩まなくても自然に手が動いていれば、レベルアップしている証拠です。
地道な積み上げかもしれません。でも、確実に料理の腕がアップして自信がつきますよ!
【まとめ】盛り付け・食器・食材をおさえておしゃれなサラダを作ろう
この記事では、おしゃれなサラダを作る方法を紹介しました。
ここまで読んでくださった熱心なあなたなら、今はしっくりこなくてもそのうちできるようになります!
伸びるコツは探究心としぶとさです、私が保証します。笑
サラダ生活が豊かになりますように!
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コツが学べるサラダ本
おしゃれなサラダづくりには、目を養うのも有効です。マネして取り入れるのが近道だったりします。
参考になるサラダ本を集めました。
- 【解説】サラダ好きおすすめのサラダ本【レシピとコツがわかる】
お客さんに任せるサラダバー
いや、もう間に合いそうにないよ……。
こうなれば、いっそお客さんに盛り付けてもらうのも手です。サラダバーなら取り分けをお客さんに託せますよ。
- 大人数でもOK!サラダバーでおもてなし料理【簡単なのに華やぐホームパーティー】
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