Kindle本はスマホで読んでると、なかなか読書に集中できない……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、Kindle歴 3年のkamai(@kamaivege)です。
年間で30冊以上、読書を楽しんでいます。料理、ビジネスなどの実用書を手にすることが多いです。
人生を豊かにしてくれる手段のひとつが読書です。先人の知恵と経験が詰まった本からは、学びが多いものですよね。
「読書生活を充実させたい」と思ったときに手にしたのが、Kindle Paperwhiteでした。取り入れると意識的に読書することが増えたり、スキマ時間を有効活用できるようになりました。
この記事では、「Kindle Paperwhite」の活用術と自分にあったKindle端末の選び方を解説します。
いくつかあるKindle専用端末は「結局、どれがいいの?」と迷いがち。私の経験を踏まえて、要点をまとめました。
読書端末を活用することで、日ごろの時間の使い方にも変化が生まれますよ。
Kindle Paperwhiteとは
Kindle本が読める読書専用タブレット端末
Kindle Paperwhite(キンドル・ペーパーホワイト)とは、Amazonの電子書籍「Kindle本」を読むための専用端末です。
Amazonで購入したKindle本や、読み放題サービスKindle Unlimitedでレンタルした本が読めます。
Kindle自体は、スマホさえあれば読めます。ミニマリズム思考で、持ち物を見直していた当時の私にとっては
モノが増えちゃうし、いらないかな……。
そんな考えもありました。しかし、現在は
取り入れてよかった!
と感じています。読書環境を整えてくれたからです。
Kindle Paperwhiteで変わった読書環境
Kindle Paperwhiteを導入して変わったのは、読書に集中できる環境でした。
【前】誘惑だらけのスマホ読書
1日の時間は限られているのに、ついつい気を取られてしまう誘惑って多いですよね。
特に、スマホは誘惑の塊です。YouTubeやSNS、LINEメッセージが飛んできたり。
あ〜、気づいたらInstagramとかTikTokを開いてたりするわ……。
スマホでKindle本を読んでいても、割り込みでさまざまなノイズ情報が入ってきます。
【後】読書に集中できるKindle Paperwhite読書
Kindle Paperwhiteは、読書だけできるKindle専用端末です。
だから一度Kindle Paperwhiteを手にして読み始めてしまえば、割り込みに気をとられることがありません。読書に没入できるんですね。
自分から「読書しかできない」環境を作るのには、うってつけの道具なんです。
Kindle Paperwhiteの利用シーン
紙書籍と比べてKindle Paperwhiteが特に活躍するシーンを、3つ紹介します。
- 平日の通勤電車(移動中)
- 休日の長風呂
- 自宅でくつろぎながら
平日の通勤電車(移動中)
1つ目は、平日の朝と夕方。通勤電車の中です。
平日の朝は、人がゴミゴミ……。そんな状況でもKindle Paperwhiteの薄い端末ひとつなら、省スペースで読書できます。
スマホの読書と違うのは、スマホのロック解除。
いたるところに人の目がある電車内では、パスワード入力に気をつかいませんか?覗き込まれていても、文句は言えませんよね。
プライベートな内容はもちろん、スマホを覗き込まれるのっていい気持ちはしないよね。
Kindle端末は、電源スイッチを押せばすぐに起動。パスワードで解錠するスマホより使いやすいです。
立ち上がりもすぐだし、使いやすいです。
休日の長風呂
2つ目は、休みの日。湯船につかりながらゆっくり過ごすお風呂の中です。
Kindle Paperwhiteは防水性があるため、水場でも使えます。
休日は時間を気にせずお風呂でゆっくりするのが好きで、Kindle本がおともしてくれます。
自宅でくつろぎながら
3つ目は、自宅で過ごすタイミングです。くつろぎながら、のんびりと読めます。
横になってゴロゴロ……。こんなときでも読書しやすいのがKindle Paperwhiteです。
紙の本は見開き2ページあるため、身体を横にした状態では角度を調整しなくてはいけないですよね。手がつりそうになったりしませんか?
Kindle Paperwhiteなら、常に1画面なので本の角度を気にせず延々と読書できます。ページを送るのも指ひとつ。
だらりとゴロゴロしながら読書するのは、幸せです。笑
おすすめの読書スタイル(読書環境)
Kindle Paperwhiteと紙の書籍を併用
Kindle Paperwhiteを推していますが、実は紙の本も所有しています。
そしてKindle Paperwhiteと紙の書籍を併用するのが、おすすめの読書スタイルです。
理由は、おもに2つです。
- 電子化されていない本がある
- 手元に持っておきたい本がある
電子化されていない本があるから
本の中には、電子化されないものもあります。
それゆえ、Kindle本を持ちたくても持てないので紙で持つパターンです。
手元に持っておきたい本があるから
紙で購入した本の中でも、お気に入りは手元に残しています。
やはり紙の本には電子書籍にはない質感があります。そして部屋の一角に飾るように置いておきたい本があるのも確かです。
だから無理に切り替えず、紙でも持っておくのも選択肢としてはアリかと思ってます。
便利な電子書籍を活用しつつ、一部は紙の本を持っておく。こんなふうに、自分にとって心地よいポジションをとればいいと思ってます。
紙・電子書籍を組み合わせる考え方 については、こちらにまとめました。
Kindle Paperwhiteに向かない人
メリットが多いKindle Paperwhiteですが、中には向かない方もいます。
- 本に書き込みをしたい人
- スマホと同じ操作感を求める人
- できるだけ手荷物を減らしたい人
本に書き込みをしたい人
琴線に触れたなど、気になったポイントをブックマークやメモしたいことってありますよね。
たいていの作業は、Kindle本でもできます。
紙の本 | Kindle本 |
---|---|
蛍光マーカーでマーキング | 「ハイライト」機能で文章を選択 |
ペンで書き込み | 「メモ」機能で文字を打ち込み |
しおりをはさむ 付箋を貼る | 「ブックマーク」機能 |
ただ、手書きでイラストや図解を書き込むことはできません。
紙の本 | Kindle本 |
---|---|
イラストを書き込み 図解を書き込み | (できない) |
本は思いっきり書き込みたい!
Kindle Paperwhiteをはじめ、Kindle本の特徴です。こういう方は、そもそもKindle本はおすすめできません。
スマホと同じ操作感を求める人
向かないのは、スマホと同じ操作感を求める人です。
サクサク操作が進むスマホに対して、Kindle Paperwhiteは独特の間合いがあります。これを「もっさり」と感じるかと思います。
- 本に書き込みたい
- ページ間の移動を頻繁にしたい
こういった操作を求める人には、ストレスを感じてしまうと思います。
できるだけ手荷物を減らしたい人
向かないのは、できるだけ手荷物を減らしたい人です。
Kindle本を読むには、スマホひとつあれば済みます。しかし、Kindle Paperwhiteを持ち歩くとなれば、単純に荷物が増えます。
Kindle端末をわざわざ使わなくても、スマホで済むもんね。
だからこそ、スマホから距離を置いて「読書環境を作る」ことが目的なら、デメリットを上回る魅力が見えてくるんだよね。
Kindle専用タブレット端末は3種類
Kindle端末っていってもいろんな種類があるみたいだけど、どんな違いがあるの?
Kindle専用端末を選ぶにあたって比較されるのは、Kindle Paperwhiteを含めて3種類です。
Kindle
1つ目は、Kindleです。
- Kindle(16GB|広告なし)
Kindle Paperwhite
2つ目は、Kindle Paperwhiteです。
私が使っている推しです!
- Kindle Paperwhite(8GB|広告なし)
Kindle Oasis
3つ目は、Kindle Oasisです。
- Kindle Oasis(8GB|広告なし)
Kindle端末 3種類の違い早見表
これら3つの端末は、機能が少しずつ異なり価格差もあります。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格帯 | 10,000円〜 | 15,000円〜 | 30,000円〜 |
容量 | 16GB | 8GB/16GB | 8GB/32GB |
広告 | あり or なし | あり or なし | あり or なし |
機種は3種類ですが、容量や広告有無を組み合わせると10通りほど。
Kindleは2通り(容量1パターン × 広告有無2パターン)
Kindle Paperwhiteは4通り(容量2パターン × 広告有無2パターン)
Kindle Oasisは4通り(容量2パターン × 広告有無2パターン)
ややこしいため、私の選び方を踏まえてオススメの決め方を紹介します。
Kindle Paperwhiteに選んだ決め手
わたしの場合はこんな流れで対象をしぼっていき、Kindle Paperwhite(8GB・広告なし)に決めました。
- 機能とスペック(自分の使い方にあうか?)
- 価格帯(予算と相談)
- 容量・広告有無
機能とスペック
防水性
まずは、防水性があるかどうかです。
お風呂で読みたいため、防水機能は外せませんでした。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
防水機能 | なし | あり | あり |
判断 | NG | OK | OK |
重量
次に、重さです。
持ち歩きたいため、軽いほどありがたいもの。自宅で読むとしても手で支えるのだから、できるだけ軽いほうがいいですよね。
一番軽いのはKindleで、続いてKindle Oasisと続きます。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
重さ ※第11世代 | 158g | 205g | 188g |
判断 | OK | NG? | NG? |
相対的に比べるとKindle PaperwhiteはNGになってしまいますが、他のアイテムと比べることに。
わたしの使っていたiPhoneが170g。スマホより大きいのに同じくらいの重さ(わたしが購入した第10世代は180g)ということで、許容範囲でした。
重さ | |
---|---|
スマホ(iPhone) | 170g |
本 | 300g〜 |
Kindle Paperwhite ※第10世代 | 180g |
持ち歩いていた紙の本に比べれば3割も軽く、かつ薄い。ということで重さは問題にならないと判断しました。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
重さ ※第11世代 | 158g | 205g | 188g |
判断 | OK | OK! | OK! |
価格帯
初めてのKindle端末を持つのは初めてだし、そこそこのスペックでリーズナブルに試せればいいかな。
価格ありきで決めると「安物買いの銭失い」になりかねないため気をつけたいものですが、投資は勇気が入りますよね。
価格帯は「松竹梅」で分けられます。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格帯 | 10,000円〜 | 15,000円〜 | 30,000円〜 |
判断 | OK | OK | NG |
金銭感覚は人それぞれだと思います。最上位機種のKindle Oasisでは、Kindle Paperwhiteと10,000円以上の差があります。
初めてのKindle専用端末ということで、30,000円越えはしぶってしまった自分。笑
価格差が小さければ「松」を選ぶんですが、Kindle Oasisは5万を超えてくるんでこのときは見送りました。
Kindle Oasisはこの時点で選択肢から外れました。あとはスペックとの相談です。
制約
続いて、利用に制限がかかるようなポイントを検討します。
容量と広告有無
マンガや雑誌は読まなければ、最低限の容量でいいかと思います。
機種によって用意されている容量が異なります。
Kindle機種 | 広告有無 | 8GB | 16GB | 32GB |
---|---|---|---|---|
Kindle | あり | – | ¥10,980 | – |
Kindle | なし | – | ¥12,980 | – |
Kindle Paperwhite | あり | ¥14,980 | ¥15,980 | – |
Kindle Paperwhite | なし | ¥16,980 | ¥17,980 | – |
Kindle Oasis | あり | ¥29,980 | – | ¥32,980 |
Kindle Oasis | なし | ¥31,980 | – | ¥34,980 |
容量の大きさは、価格に連動するんだね。
私は活字メインのため、「8GB」を選びました。
広告
いずれの機種も、広告を外すと+2,000円かかります。
Kindle機種 | 容量 | 広告あり | 広告なし |
---|---|---|---|
Kindle | 16GB | ¥10,980 | ¥12,980 |
Kindle Paperwhite | 8GB | ¥14,980 | ¥16,980 |
Kindle Paperwhite | 16GB | ¥15,980 | ¥17,980 |
Kindle Oasis | 8GB | ¥29,980 | ¥31,980 |
Kindle Oasis | 32GB | ¥32,980 | ¥34,980 |
買い切りなのに、「広告あり」では無期限で広告が出てきます。
ここはケチるところではないと思い、「広告なし」を選びました。
読書のたびに、広告に気をとられるのもシャクだよね。
Kindle Paperwhite 気になったクチコミと対処法
電化製品だし、不具合が出てきたらどうしよう?
気になったクチコミと対処法を紹介します。
初期不良の不備
そこそこあったのが、初期不良に関する悪いクチコミでした。
正規ルートの購入で保証を受ける
商品そのものの不具合については、保証制度を使って交換すればOKです。
正規店で購入すれば、1年の保証がつきます。
Amazonデバイス 1年間限定保証
AmazonデバイスまたはAmazonデバイスアクセサリ(以下「端末」と呼びます)をAmazon.co.jpまたは日本の正規販売代理店で購入された場合、端末に対する保証は、アマゾンジャパン合同会社(〒153-0064東京都目黒区下目黒1-8-1)により提供されます。
Amazonサイト より
電化製品である以上、初期不良が出てくるのは仕方ないことです。それでも、購入時だけでなく、1年間の保証がついていれば安心ですよね。
不具合を引いてしまったら運が悪かったと思うことに。わたしのもとに届いたものは、2年使っても不具合なく動いていますよ。
使いごこちは個人差が出る
買い手の感覚、思い込み(勘違い)によるクレームが一定数あります。
このあたりは買い手側の問題によるものが大きいので、聞き流しました。
「重い・軽い」「読みやすい」なんて、手にしたときの感覚は人それぞれだもんね。
サイズ感をはかるなら、段ボールで手にしてみるといいよ。
Kindle端末は、多くの人がレビューしています。生の声は参考になりますよ。
Kindle Paperwhiteにハマらなかったら
使ってみたけど、自分には合わなかったな。
なんてこともありえますよね。使用感が気に入らず、手放したという声も聞きます。
そんなときは売ってしまえばOKです。
メルカリで売る
Amazonブランドがあるため、数千円から売れています。
わたしはメルカリで200点近く手放していますが、家電は売れやすいです。家電は機械類なので、中古製品に抵抗を持つ方が少ないのかと想像します。
さらに「Amazon」などブランドがついているものは、一定額での買い手がつきやすいです。
手放すまでの「出口戦略」があると、万が一の買い物失敗でも安心だよね。
迷いすぎるのは、機会損失なんだよね。読書を取り入れたいなら、試してみる価値はあるよ。
まとめ
Kindle Paperwhiteで快適な読書環境が整う
この記事では、「Kindle Paperwhite」の活用術と自分にあったKindle端末の選び方を解説しました。
わたし自身、本を持ち込むにはためらうお風呂場や、気を使う電車内といった場所でも読書ができるようになりました。
紙の本ほどかさばらず、どこにでも持っていけるKindle端末は読書にはうってつけ。スマホに代わってKindle端末を活用すれば、読書生活が充実しますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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