おいしいのはもちろん、いろんな食感があって楽しいサラダを作りたいな。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働く中、週3回以上はサラダを作って食べており、SNSを通して発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りに関するハウツーやレシピを紹介しています!
料理を味わうと出会えるのが、さまざまな食感です。シャキシャキ、ポリポリ……。サラダはバラエティが豊かな料理の1つです。
そこで、歯ざわり・食感が特徴的なサラダ食材を紹介します。
取り入れれば、楽しいサラダが作れますよ!
食感が料理に与える影響
「ヘテロ感」がおいしさにつながる
食感が食事に与える影響は、どんなものがあるのでしょうか?
多彩な食感によって本能的な欲を満たすことから、おいしさにつながるのでは?と考えられています。
たとえば、サラダなら
レタスだけ
のものより
レタス + トマト + オリーブ
さまざまな食材が含まれるほど、食感が増えることは明らかです。一皿をあじわうにも、さまざまな歯ごたえを体験できますよね。
組み合わせて食べると、味も食感も微妙に変わってくるよね。
食感が変わっていくことで、さまざまな食材を味わっていると錯覚するのでしょう。自然界でいうならば、食感の多さは多様な食材をとるということ。本能的に「おいしい」と感じるのかもしれませんね。
この、多彩な感覚を感じることを料理分野では「ヘテロ感」といいます。
つまり、サラダにさまざまな食感を加えて、あえて不均一にすることでヘテロ感が演出できます。おいしさにつながるのです。
サラダで見つかる食感
日本はオノマトペ表現が豊富
食感を表すのに欠かせないのは、オノマトペです。
「シャキシャキ」なんて言葉を聞くだけで、絵が浮かぶなんて方も多いのではないでしょうか?
このオノマトペ、実は国によってさまざまなんですよ。
言語 | 表現 |
---|---|
日本語 | シャキシャキ |
英語 | crisp(クリスプ) |
韓国語 | 아삭아삭(アサッガサッ) |
えっ、ぜんぜん違う!
「シャッ」とか「ガサッ」とか、ノイズが混ざるような音がどちらも入ってるね。ニュアンスはなんとなく似ているような……?
国による違いのほか、注目すべきはレパートリーの豊富さです。
中国語は144語、フィンランド語では71語、フランス語では224語。そんなに使い分ける必要あるんだっけ……と思いつつ、日本語は445語(!)と圧倒的なんです。
オノマトペで見るサラダ野菜と食感
さっそく、オノマトペ別にサラダ食材を見ていきましょう。どんな野菜があるか、想像してみてくださいね。
- シャキシャキ
- シャクシャク
- プチプチ
- ポリポリ
- ほりほり
kamaiの主観による部分もあるので、オモシロ半分で見てください。笑
みずみずしさたっぷりの「シャキシャキ」
まずは、シャキシャキ系です。
みずみずしさこそサラダの醍醐味!噛みしめると、閉じ込められた水分が口に弾け出るような感覚が味わえます。
代表的な野菜は、レタスをはじめとした葉野菜です。レタスがなきゃ、サラダは始まりません……!
レタスといっても種類は多様です。ピンと張ったハードタイプから、葉先がやわらかなソフトタイプまであります。
共通しているのは、シャキッとしたみずみずしい食感です。
なんで「シャキシャキ」するのかといえば、細胞壁を持つ植物の特性にあります。
水分が80〜90%ほどの植物は、細胞に含まれる水分を逃さないために細胞壁に包まれています。これらが破壊されるときに出る破裂音が「シャキシャキ」なんですよ。
動物(肉や魚)は細胞壁がないから、こういう破裂音は生まれないんだって。
水分が弾け出る感覚は、植物ならではのものなんだね。
ひかえめにフレッシュ「シャクシャク」
続いて、シャクシャク系です。
代表的な野菜は、生玉ねぎ、スプラウト、きゅうり、大根などでしょうか。
みずみずしい野菜の中でも、繊維質なことで歯切れのいい食感が生まれます。
シャキシャキの葉野菜とあわせれば、より活気を与えてくれます。サラダを下支えする俳優です。
はじける「プチプチ」
方向性は変わって、プチプチ系です。
噛み締めると無邪気にはじける様子には、思わず顔がほころびます。笑
代表的な野菜は、オクラ。
中にひそんだ種が、プチプチの役目です。
口が喜ぶ「ポリポリ」
たのしさ満点の、ポリポリ系です。お肉で言えばコリコリした軟骨だったり、歯が喜ぶ食感です。
ポリポリで外せないのが、コリンキーです。
火入れせずそのまま食べられるかぼちゃでして、ポリポリぱきぱきとにぎやかになります。
カリフローレもいい音がします。
カリフラワーを品種改良した野菜で、こちらも火入れせずそのまま食べられます。
食べていて楽しくなる「ポリポリ系」が、個人的にはいちばんの推しです。笑
ほぐれる癒し系「ほりほり」
元気系に続いて、今度は癒し系です。「ほりほり」と穏やかな食感です。
代表格は、マッシュルームです。
ふにゃふにゃ手前の、ソフトな食感が癒し系です。
サラダといえば「シャキシャキ」だけかと思ってたけど、こんなにもあるんだね。
そうそう!食感が特徴的なものを混ぜると、いつものサラダも別人になるよ!
まとめ
この記事では、サラダ食材の食感に注目しました。
食感に注目してサラダを作ると、楽しい食卓になりますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考文献
食感については、こちらの書籍を参考にしました。
味・香り「こつ」の科学|川崎 寛也
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