サラダを盛り付けても、ちぐはぐなんだよな。お店みたいに、オシャレにしたいのに……。食器のせいなら、どうやって選んだらいいんだろう?
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
サラダの盛り付けにあたり、食器の色えらびにはたびたび悩んできました。かといって、食器を自由に選べるほど手持ちはありません……。
そんな制約だらけの中でも年間200皿ほどのサラダを盛り付けていると、自分なりの答えが浮かび上がってきました。
そこで、盛り付けを左右する食器選びの中でも色づかいについて普段から心がけているコツを紹介します。
考え方をおさえれば、どんなサラダもおしゃれに盛り付けられるようになりますよ。
持つべき色合いの食器は3タイプ
先に結論から言うと、持つべきは3タイプです。
使いやすいものから順に
です。
使える食器の色合いを紹介する前に、避けたほうがいい色とよくある失敗をおさえておきましょう。
サラダ用の食器で避けたほうがいい色
サラダと同系色の食器
サラダ用の食器で避けたほうがいい色は、サラダと同系色の食器です。
たとえば
- 葉野菜(緑)が主役のサラダなら、緑の皿は避ける。
- 大根(白)が主役のサラダなら、白い皿は避ける。
- ポテサラ(黄)なら、クリーム〜黄色系の皿は避ける。
といった感じです。
色合いをあわせるのってよさそうなのに、なんで?
同系色のお皿を選ぶと、気にしなくていい部分に注目してしまうためです。
感覚的な話なので、こちらをご覧ください。
それぞれ、どのあたりを見ましたか?
おそらく、①の1色なら、全体をぼんやり見渡したのではないでしょうか。
一方、②は違う色(うすい緑)に注目したと思います。
① 緑1色のもの(左図)
② 緑に薄い緑が混ざったもの(右図)
同じ色合いでも、比率によっては目線が誘導されるんですよね。
これをサラダに置き換えて考えてみます。
混ざる色というのはドレッシングや野菜から出てしまった水気といった、気にかける必要のないものにあたります。どうでもいいもの(むしろ気付かない方がいいもの)に目を奪われて、主役であるはずのサラダに目が向かなくなってしまうのです。
そこで、サラダと同系色の食器を選ばないことが無難です。
サラダをメインに食器を照らし合わせて、色の組み合わせを考えるんだね。
そうそう。サラダって野菜によって色合いが変化するから、相性のいい食器を見極める必要があるんだよね。
ダメな色はいいとして、何色を選んだらいいの?
ここからは、使いやすい食器の色を紹介します。
サラダ用の食器で選びたい色3パターン
あらためて、選びたい色の3パターンを紹介します。
- 無彩色の食器
- 青・藍色系の食器
- サラダ(料理)のアクセントカラーの食器
無彩色の食器
1つ目は、無彩色の食器です。
無彩色というのは、色味がないこと。具体的には、黒・グレー・白といった色のことです。
グレーのお皿と黄色のお皿に盛り付けたイメージで比較してみます。
特に、無彩色の黒・グレーはサラダの具材と色味がかぶらないことがほとんどです。
黒々したサラダがあったら、不気味かも……。笑
黒は含まれても少量(オリーブなど)なので、組み合わせを選びません。引き締まるので、高見えしますよ。
白いお皿は、使いやすいです。サラダの邪魔をしません。
青・藍色系の食器
2つ目は、青・藍色系の食器です。
なぜ「青」かといえば、野菜を生き生きと見せられる色だからです。
サラダに含まれる野菜といえば、おもに6色の展開です。
- グリーン系(緑系)
- ホワイト系(白系)
- オレンジ系(橙系)
- イエロー系(黄系)
- レッド〜パープル系(赤〜紫系)
- パープル系(紫系)
野菜の色数については、こちらにまとめています。
食材には青は存在せず、サラダはお皿に溶け込みません。
青系っていったらナスぐらいだけど、どちらかといえば紫とか黒っぽいよね。
かといって、黄色や赤といった暖色ほど主張しないため、サラダを引き立たせることができます。色合いがプラスされていき、カラフルにもなります。
和食器として使われる磁器においては、青藍色は多く見られます。青い皿はカラフルに見えますが、食卓になじむ色でもあるんですよね。
食器を単品で見ると見落としがちなのが、食卓全体のバランスです。「食卓で浮かない」けっこう大事だったりします。
イエローやら奇抜な色だとサラダ単品は成立するんだけど、全体のテーブルコーディネートが難しいんですよね。
青のお皿は、色味があるお皿の中では唯一ヘビロテしています。
サラダ(料理)のアクセントカラーの食器
3つ目は、サラダのアクセントになっている色合いの食器です。
たとえば、トマトの赤がアクセントになっているなら、赤〜ピンク系のお皿を選びます。
色合いをあわせることで、ごちゃごちゃせずケンカしません。アクセントになっている色が同居することで、ピシッと引き締まった雰囲気になります。
こちらのポテトサラダの場合、アクセントカラーであるキュウリの緑にあわせて、緑のお皿をあわせました。
色がリンクすることで、垢抜けて見えます。にんじんのオレンジにお皿をあわせるのもアリですね。
「アクセント」程度の色だったら、食器と同じ色でも溶け込んでぼやけることないね。
このように、サラダ用の食器で使える色3パターンはこんな特色があります。
- 無彩色 = 主役のサラダを邪魔しない
- 青・藍系の色 = 食卓のバランスがとりやすく、かつサラダが生き生きと見える
- アクセントカラー = サラダを引き締める
プロの意見は?
プロの意見はどうでしょうか?
参考にしたのは、フードスタイリストの江口 恵子(@naturalfoodcooking)さんの考えです。
普段づかいを考えた食器えらびについて語っており、どんなテイストのものが使いやすいか?こんなことを語っています。
家庭での普段使いを考えると、個性的な柄や金彩・銀彩のキラキラしたものではなく、シンプルな白や、色ものでも無地を選ぶほうがいいでしょう。
普段使いの器は5つでじゅうぶん。 32ページより
色合いよりも、柄は無地で主張しないものが使いやすいということなんですね。
白いプレート、黒いプレートが実例として挙げられており、やはり無彩色の万能さがうかがえました。
無彩色の皿は普段づかいしやすい
サラダの内容やお皿の組み合わせを考えないという意味では、無彩色の皿は料理を選びません。
コントラストの強い黒・白はハッキリと印象的な一皿になりますし、その中間のグレーは何気ない普段づかいに向いています。
のせる料理を選ばないグレー皿は、ヘビロテしてます。
一方、おやすみの日や料理を楽しみたい!と余力があるときは、色皿を使ってカラーコーディネイトを楽しんでいます。
あくまでも主役は、料理(サラダ)です。お皿自体がかわいい!と飛びつくのではなく、盛り付ける姿をイメージすると失敗がありませんよ。
食器はサラダを引き立たせるために使うんだね。
購入できる食器
紹介していた食器って、どこのもの?
手持ちの食器は、販売終了したものや非売品(手作り)ばかりでした。もし次に買うならコレ!と目をつけているものがあるので、ショップで手に入るものを紹介します。
無彩色の皿
無彩色の皿は、脇役に徹するシンプルなつくりになりやすいため、多くの人に愛される王道ブランドが安心です。
ティーマ ボウル21cm|イッタラ
北欧で有名なフィンランドのブランド・イッタラから、ティーマシリーズのボウルです。
カラー展開が多く、シンプルで洗練されたデザインは多くの人に愛されていますね。
無彩色や青・藍色系といえば、この5色が使えそうです。
- 無彩色
- パールグレー
- ドテッドグレー
- ブラック
- ホワイト
- 青・藍色系
- ドテッドブルー
「ドテッド」とつくものは、石を模したような模様で特徴的なので、絶妙な色合いのパールグレーが万能そうです。
Sara 9ボウル|SAKUZAN
美濃焼のブランド・SAKUZANから、Saraシリーズのボウルです。(9はサイズ)
こちらは、4色にしぼれました。
- 無彩色
- ライトグレー
- クリーム
- 青・藍色系
- ネイビー
- ブルー
ほかにも色展開が豊富ですよ。適度な深さがあるため、使い心地もよさそうです。
青・藍色系の皿
青の発色がきれいで落ち着いた、北欧系ブランドのお皿が目立ちます。
全体が青いお皿はいまいちピンとこなかったので、青がアクセントとして使われているお皿を紹介します。
ビストロ シリアルボール|ダンスク
ダンスク(DANSK)から、ビストロシリーズのシリアルボウルです。
なんてことない白ベースのボウルですが、青いラインが入ることで洗練さがプラスされます。
同ブランドの バブルコンフェティ(フルーツボウル) は北欧らしさのあるデザインで、よく使ってます。こちらで紹介しました。
トゥオキオ 20cmプレート|アラビア
こちらは、アラビアのトゥオキオシリーズ。
シンプルな模様なので、料理を選ばず使いやすいですよね。
【まとめ】サラダの盛り付けを駆使しておしゃれな食卓を作ろう
この記事では、サラダ利用をメインにお皿の色選びについて紹介しました。
おしゃれな食卓を作って、食事を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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