生の玉ねぎを使ったサラダを作りたいけど、辛味が強すぎて食べられたもんじゃないな……。
こんなあなたの悩みに、おこたえします。
ナビするのは、サラダに夢中なkamai(@kamaivege)です。
会社員として働きつつ週3以上はサラダを作り、SNSで発信したレシピ数は250を超えました。このブログでは、サラダ作りのハウツーやレシピを紹介しています!
スーパーのお惣菜や外食メニューではおなじみの玉ねぎサラダですが、いざ自宅で作るとネギ臭くて食べられなかった……なんてことありませんか?
そんなときに役立つのが紫玉ねぎです。
この記事では、紫玉ねぎの特徴と調理方法を紹介します。
活用すれば、自宅でもマイルドでさっぱりした玉ねぎサラダが食べられるようになりますよ。
玉ねぎの辛味の正体
「アリシン」という成分
そもそも、玉ねぎが辛いと感じるのはなぜでしょうか?
それは、「アリシン」という辛味成分が多く入っているためです。玉ねぎ以外にも、おなじみの野菜に入っているんです。
わぁ、、、生で食べるとニオイが強烈に残る野菜だね……。
どれも、独特の風味がありますよね。
でも、必ずしも辛味を感じないのは、こんな特徴を活かして調理されるから。
これらを活用した調理法だと、キツい辛味を解消できるんですよ。
そもそも、、、辛くない品種ってないのかな?
そうなんです。比較的、辛味がひかえめな品種もあるんです。それが紫玉ねぎです。
玉ねぎといっても、茶色い皮の玉ねぎだけではありません。身近なもので、ほかにも見てみましょう。
玉ねぎの種類
- 黄玉ねぎ
- 新玉ねぎ
- 紫玉ねぎ
一般的な「黄玉ねぎ」
一般的に普及している玉ねぎは、黄玉ねぎという種類です。
表面が茶色っぽいのは、収穫して時間をおいて乾燥しているから。茶色い皮をむくと「つるん」とした白い部分が出てきます。
炒めれば甘みが引き出されて、料理に奥行きを出してくれます。
ホイル焼きや蒸し焼きで「ほくほく」食べるのもいいよね。
加熱せずに食べればフレッシュに味わえるため、サラダで登場することも珍しくありません。
ただ、生のままいただくにはネックなのが「辛み」なんですよね。カットする頃から目にしみる刺激……。そのまま口に入れれば、ネギの辛みがジンジンと残ります。
春が旬の「新玉ねぎ」
そのままでは辛味がキツイ黄玉ねぎも、マイルドなことがあります。それが、収穫から間もない新玉ねぎです。
3〜5月に出回る旬の玉ねぎは、とれたてのもの。大半はやわらかく、ネギの辛みが穏やかです。
ただ、個体差があってモノによっては辛味が強いものもあります。
長期保管されていると、皮がパリパリになって「黄玉ねぎ」になっていくんだね。
あざやかな「紫玉ねぎ」
季節限定じゃ、ふだんからは使えないね。
そんなことないんです。生食が向いているといわれる玉ねぎがあります。
それが、紫玉ねぎです。
紫玉ねぎの特徴
紫玉ねぎには、おもに2つの特徴があります。
- 【あじわい】ひかえめな辛みがサラダのアクセントになる
- 【見た目】艶めいた赤色はサラダの差し色になる
【あじわい】ひかえめな辛みがサラダのアクセント
黄玉ねぎとの違いは、辛みがひかえめなことです。
黄玉ねぎは辛味抜きの下処理を行っても、食べ終わると口の中にはネギの後味がどうしても残ったまま。
ドレッシングの味つけが濃くても、それに負けずに残り続けるネギ感。タジタジです……。
店で出される玉ねぎサラダって無味だったりするけど、自宅で作ると辛味でとんでもないことになるわ……。
しかし、紫玉ねぎではちょっとした違いが。
黄玉ねぎ同様の下処理でも、嫌なネギ感がなくなります。もちろん、玉ねぎなのでネギ感はあるんですが、食後でも口の中に残ったクドい後味はないんですよ。
これに気づいて以来、サラダのラインナップとして玉ねぎが増え、快適なサラダライフが送れています!
【見た目】艶めいた赤色はサラダの差し色
特徴は、ユニークな見た目にもあります。
紫玉ねぎと呼ばれますが、赤寄りの紫です。赤玉ねぎ、レッドオニオンとも呼ばれるとおり、英語だと「red onion」なんです。
絶妙な色合いだもんね。
真っ赤というよりは、やや紫がかっています。
皮を剥くと、赤みを帯びた紫色であることがわかりますね。
さまざまな呼び方があります。
スーパーでは、この色を探してみてくださいね。
よく見かける一般的な黄玉ねぎは、皮をむいた中身が真っ白。一方で紫玉ねぎは、紫の差しが入ります。
紫玉ねぎの塊はビビッドな紫玉ですが、カットしてしまえば白い部分が多く露出。色あざやかに楽しめます。こなれ感が出て、サラダにもってこいなんです。
そうそう、紫はグリーンサラダに相性がいいんです。
続いては、どのように下処理すべきか見ていきましょう。
紫玉ねぎの下処理3ステップ
紫玉ねぎの下ごしらえは、3ステップです。
- 食べやすい1mm以下に切る
- 空気にさらす or 水にさらす
- ペーパーで水気をふき取る
① 1mm以下に切る
1mm以下に切ります。繊維に沿った形だと「シャキシャキ」と食感が残り、サラダに向きます。
ポイントは、やや透けるほどに薄く切ること。厚いと辛み成分が中に閉じこもってしまうためです。
スライサーを使うと、簡単に薄切りできますよ!
② 空気にさらす or 水にさらす
辛みを飛ばすために、空気にさらします。
半日すれば、切りたてと比べると辛みは落ち着きます。
玉ねぎの水分が「ジワり……」と浮いてくるため、キッチンペーパーなどで水分は拭き取りましょう。
できれば、すぐに使いたいんだけどな?
時間がなければ、水にさらしてください。5分も経てば、辛みは抜けていますよ。
そのまま食べるのは、「ネギ臭い」という点でおすすめできません。
そのまま | 下処理したもの | |
---|---|---|
辛味 | OK | OK |
ネギ臭さ | NG | OK |
「そのまま」では辛みは気にならずとも、しばらくネギ臭さが消えませんでした。
何時間もネギ臭いのは、つらい……。笑
ちなみに、栄養面では水にさらすと成分が溶け出す、うんぬん……と言われます。
難しいことは置いておくとして
- 時間に余裕があれば、空気にさらして辛味を飛ばす
- そうでなければ、水にさらす
方法がいいかと思います。
水洗い&水切りは、注ぎ口付きのボウルが活躍中です。
③ ペーパーで水気をふき取る
最後に、玉ねぎの持つ水気をペーパーでふき取ります。
水気を含んで「べちゃっ」としたサラダは、おいしくありません。しっかり拭き取りましょう!
紫玉ねぎの便利な使い方
下ごしらえをしておく
余分な辛味を抜くためには、紫玉ねぎを前もってカットしておくといいです。
食べたいときにすぐ使えて便利です。水にさらさずとも空気に触れることから、自然に辛みが抜けます。
紫玉ねぎを使ったサラダのレシピ
紫玉ねぎを使ったサラダをイメージしたいな。
こちらにいくつかまとめました。
モロッカンサラダ
スパイシーなカレーには、シャキシャキとフレッシュな紫玉ねぎ入りのサラダが合います◎
クレソンといんげんのサラダ
紫玉ねぎには、ハッキリした色合いの野菜をあわせると◎
彩りあふれるサラダがあると、元気になれますよ。
豚しゃぶサラダ
紫玉ねぎの辛味は、豚肉の旨みとあわされば最強です!
紫玉ねぎの注意点
紫玉ねぎの注意点についても、触れておきます。
- 火入れには向かない
- 辛味は玉ねぎのアピールポイント
火入れには向かない
1つは、火入れしない方がいいということです。
炒めたり煮込んだりすると、あざやかな紫色がにごってしまいます。
料理が汚く見えてしまい、私は食欲が削がれました。味は問題ないのですが、やはり見た目も大切です。
炒めるなら黄玉ねぎを使いましょう。
辛味は玉ねぎのアピールポイント
もう1つは、紫玉ねぎにも多少の辛味はあるし、それが良さということです。
なにかと辛味を悪者にしてきましたが、適度な辛みこそ玉ねぎの良さの1つです!
単調なサラダってつまらないもので、辛みや苦みなど突き出た部分があった方がおもしろいんですよね。
だから辛味は適度に処理してあげて、他の野菜とあわせたり味付けをマイルドにして活用してあげてくださいね。
そのまま食べるなら、ふだん使ってる黄玉ねぎを紫玉ねぎに置きかえればいいんだね。
そうだね。生の玉ねぎを使えると、味にバリエーションが出て料理の幅が広がるよ!
まとめ
紫玉ねぎのやさしい辛みをサラダに活かそう
この記事では、紫玉ねぎの特徴と下処理方法を紹介しました。
グリーン中心のサラダでは、紫玉ねぎの彩りがあるだけで気分がちょっと上がります。そして適度な辛みとシャリっとした食感は、玉ねぎサラダの醍醐味です!
紫玉ねぎの活用で、おうちサラダのバリエーションが増えますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
関連記事
玉ねぎサラダに使いたい!バルサミコ酢
サラダの味付けに欠かせないのが、お酢。深みのあるバルサミコ酢は玉ねぎサラダにも合いますよ。
バルサミコ酢の特徴やお気に入り品 をまとめました。
玉ねぎの甘さを感じられる!蒸し料理とせいろ
玉ねぎの甘みを引き出してくれるのが、蒸し料理。せいろを使えば、栄養を逃さずに仕上げられます。
お気に入りのせいろと使い方 を紹介しました。
コメント